無事内定が出ると、入社日を決めることになります。
在職中の場合は、退職日も決めなければなりません。
引き留めや引継ぎで、スムーズに進めることができないかもしれません。

そんな時に、転職先に入社日を交渉したり、一度決まった入社日を変更することはできるのでしょうか。

入社日変更は可能だが限度はある

結論から言いますと、転職先の入社日の交渉や変更は一応可能です。
ですが法律上、入社日を守らないことが内定取り消し事由に該当する場合があります。

中途採用は緊急性が高いことが多いので、あまり悠長なことはできません。
転職先の会社としては、内定を出した人にはなるべく早く入社して欲しいと考えています。
どれくらいのタイミングで入社して欲しいのか確認して、出来るだけ早い日を伝えるようにしてください。

入社日変更の交渉は早めに

もし入社日を変更をしなければならなくなった場合は、一刻も早く転職先に連絡してください。
入社日が遅くなればなるほど内定の取り消しの可能性は高まります。

例えば、入社日が3ヵ月以上先になるようですと、恐らく内定を取り消して他の人を採用することになります。
また、内定取り消しまでいかなかったとしても、会社は良い感情は持たないでしょう。
入社予定日の延長や変更の交渉は、やむを得ない場合に常識の範囲で申し出ましょう。

なるべく延期や変更がないように

原則としては、一度決定した入社日は変更しないのが一番です。
前の会社の就業規則や仕事の区切り、引継ぎ等、思ったより時間がかかることがあります。
しかし、在職中に転職活動をしているのであれば、退職を意識して前もって少しずつ準備をしておきましょう。
内定が出た後にあわてて準備を始めて、今の会社にも転職先にも迷惑をかけることのないようにしてください。

今回は一般的な話を紹介しましたが、会社の都合によっては例外もあります。
転職先の会社によっては、入社日の変更の交渉が全くできない場合もあります。

ケースバイケースですので「入社日の変更ができるから」と気軽に構えることのないようにしてください。
せっかく出た内定を取り消される程もったいないことはありません。