履歴書の退職理由の書き方
履歴書の職歴欄を書いているとき、退職理由をどう書くか迷うことがあります。
自己都合と会社都合の線引きや、契約期間満了時の書き方、読み手の印象など、意外とつまずく退職理由の書き方のポイントをおさえましょう。
ポジティブな印象を与える
どうしても、退職理由によってはネガティブな事柄があるものです。
そのまま書くのではなく、読み手にポジティブな印象を与えられるような、前向きな退職理由に表現を変換しましょう。
例えば「人間関係や雰囲気が酷かった」ではなく「更なるキャリアアップを図るため」とする等です。
出産や介護も自己都合
自ら志願して退職した場合は、妊娠出産、ケガや家族の介護等、いかなる理由でも自己都合での退社です。
ただ、全て一身上の都合と書かれていては企業側もよく判らないので、面接で詳しく聞いてくることがあります。
企業側の手間を省くためにも、やむを得ず退職したものに関しては、履歴書に理由を書いておくと良いでしょう。
例えば、妊娠出産や介護、キャリアアップのため等は書いても問題ないでしょう。
リストラやセクハラは会社都合?
「倒産」「解雇」「退職勧告」「大量離職」のいずれかに該当していると会社都合です。
整理解雇、いわゆるリストラもこちらに当てはまります。
ただし、退職勧告後に自ら離職を切り出した場合や、懲戒解雇は自己都合になります。
また、自己都合だと思い込んでしまうものも、会社都合になるケースがあります。
残業が著しく多い、セクハラやパワハラ、勤務地が遠くなった等々の場合は、一度ハローワークに相談するのをおすすめします。
契約期間満了の場合
契約期間満了や契約の延長を断って退職した場合は「契約期間満了のため退職」と書きます。
契約期間満了より前に退職した場合は、自己都合による退職です。
面接担当によっては、会社都合の場合「何か問題を起こして解雇されたのでは」と疑うケースもあるそうです。
当たり前ですが、転職する人は皆、退職をする必要があります。
退職理由はネガティブな印象を持たれないよう気を付けてください。