刺激
同年代の方が頑張っている様子には大変刺激を受けます。最近、すごいなあと思うのは福岡市長の高島宗一郎氏。私と同じ1974年生まれですが、めちゃくちゃ頑張っているなあという印象です。
週末に、「福岡市を経営する」という本を読んで、改めて刺激を受けました。
九州には何度も行ったことがあり、幼稚園に入るまでは熊本に住んでいたというのに(記憶はありません)、なぜか福岡市には行ったことがないのが残念なのですが、こんな速いスピードで変革を続けて成長している都市に住んでみたいと感じますね。
それにしても地域においては様々な問題がありますし、解決にはとてもパワーがいります。私も数年前に住んでいるマンションの理事をした時に、少なからずそのことを感じました。
総論賛成、各論反対で議論が進まなかったり、もっともそうなことをリスクのない立場で言う評論家がいたり、何をするにも既得権でもめることになりますし。。。それでも何かを進めるには、批判を恐れず信念に沿って突き進むリーダーが重要ですね。
本には福岡市での課題解決やチャレンジの事例が多く紹介されていましたが、屋台問題、災害対策、博多駅前陥没事故などが印象に残りました。
福岡といえば屋台という印象を持っていましたが、市長が手を付けなければ、このまま消えゆく運命だったとは知りませんでした。単なる旅行者の目線からでは残しておいてほしいと思うばかりですが、現場では、地域住民や一般の飲食店から苦情や不公平さなどで厳しい意見が多くあるんですね。何もしなければ後10年ほどで自然消滅する話を、多くの反対の中、自分の信念のもと、あえて火中の栗を拾う決断をしたのは本当にすごいことだと思います。
高島氏が大事にしている言葉が「一日一生」だといいます。明日死ぬかのように今日を生きるということ。
なかなか、ここまでの気持ちを持って毎日に向き合うのはできないことですが、自分なりの哲学を持って生きることの大切さを改めて感じました。
子供の運動会の場所取りをしながら、読みましたが、なかなかオススメの本です。