評価と給料
MR.Mです。
突然ですが、僕はグミ的なものが入ったチョコが嫌いです。
アソートの中にそれが混じっていて、気付かずに噛んでしまった時の後悔は、
思い出すだけで歯痒いです。
噛み切る直前の、歯がそれに触れた瞬間、「思ってたのと違う!」と叫びたくなります。
こういうイメージと現実の違いって、世の中たくさんありますよね。
一部の例外を除き、ある程度は許容できます。
でも、それが就職となるといろいろ問題になってしまいますね。
正社員はもちろん、アルバイトなどでもいえることですが、
「思ってたのと違う」仕事は長続きしません。
求人票や説明会などで触れられなかったことや、
求職者自身の幻想によるものだったり、
その原因は様々だと思います。
中には、給料に関わる「思ってたのと違う」こともあるかもしれません。
一般的に給料は労働の対価であるという考えだと思いますし、
僕自身もそう考えています。
でも、給料=成果という考えには若干の違和感をおぼえます。
ある物を買うことと給料を払うことは、対価をお金で支払うという点で同じことです。
物を買う場合、何(WHAT)を買うかは最重要ですが、他のWとHも重要なはず。
ブランド志向と言ってしまえばそれまでなんですが、
僕は特に、「どこで」・「だれから」買うかを意識しています。
というのも、買うことによって、生産者に引き続き生産してもらいたいし、
よりよい物を生産してくれることを期待しているからです。
そういう考えで給料を見ると、成果というより
期待が反映されていると捉えた方が僕はしっくりきます。
「あんだけ働いたのに」って給与明細を眺める人もいるかもしれません。
その人は確かに成果を出しているかもしれませんが、
継続したよりよい成果を出すことまで期待されてないのかもしれません。
給料が低いと感じるなら、期待されるようにならなきゃなと思うわけです。
買い続けるということは、少なからず期待され、応援しているわけですし、
それが雇用の継続になるわけです。
逆にいえば、著しく期待はずれなら解雇もありえるということです。
正社員の給料は期待に加えて、生活を保障する意味合いも含まれています。
生活ができなければ、よいパフォーマンスを維持することはできませんから。
アルバイトなどの場合ももちろんそういう意図もあると思いますが、
正社員より期待に対する割合は大きいと思います。
だから有期雇用になるわけです。
極端にたとえるなら、
生活の保障(安定)の公務員と来期への期待で年棒が変わるプロ野球選手
といえばわかりやすいでしょうか。
自分が応募しようとする企業はどっち寄りか、
それをしっかり見極まれば「思ってたのと違う」と後悔しないで済むかもしれませんね。
とはいえ、貰えるものなら給料は高い方がいいですが。