ダイエーの思ひ出
MR.Mです。
先日、ダイエーが消滅するというニュースがありました。
何だか寂しいものがありますね。
野球ファンとして個人的には、「いざゆけ若鷹軍団」は”ダイエー”の方がしっくり来ます。
スーパーをはじめ、流通・小売業界では随分前から
「ネット」と「リアル」についていろいろ言われてきました。
それぞれの良さを高めたり、相互に上手く連携したり、様々な施策が行われています。
こういう「何か新しいものが始まりそうな感じ」にワクワクしています。
ドイツに本社があるファッション通販サイトzalandoは、返品を促進している珍しいネット通販会社。
100日の返品保証、さらに送料無料(もちろん返送も無料!)というアグレッシブな会社です。
返品しやすいように宛名シールまで用意しているとのこと。
無料レンタルみたいな使い方もされてしまうらしく、損益分岐点が高いようですが、
それでも黒字経営の急成長中企業です。
zalandoは、リアル店の良さの1つである「試着」をネットに持ち込んだことで、
ネットの良さはそのままに、リアルに近い買い物体験を可能にしました。
この会社のように、誰もやってない(やろうと思わない)ことに
チャレンジしている姿は応援したくなります。
きっと多くの業界関係者も注目しているはずです。
さて求人広告業界は、もはやネット主体といえるようです。
『8月の求人メディア全体の広告掲載件数は806,821件で前年同月比+21.5%と なりました。
有料求人情報誌40,191件(-21.7%)、フリー ペーパー250,270件(+12.2%)、
折込求人紙92,417件(+11.2%)、求人サイト423,943件(+38.4%)となりました。』
(全国求人情報協会の求人広告掲載件数等集計結果(平成26年8月分)より抜粋)
情報量や利便性からネットがリアルを淘汰していってます。
この流れは変わらないでしょう。
しかしながら、求人広告にも「リアル」が必要だと思います。
「リアル」とは「体験」と言っていいでしょう。
「体験」は「思い出」になります。
つまり、求人広告の思い出こそが、求人広告におけるリアルであると思います。
僕が”若鷹軍団=ダイエー”なのは、当時の思い出の方が強いせいかもしれません。
確かに、あの頃は今よりもよく球場に行っていました。
多くの方は転職活動のことは覚えていても、転職サイトの記憶はほとんどないのでは?と思います。
思い出に残る求人サイト。そういうものを作りたいなぁと、ダイエーのニュースで思いました。