営業活動のモラル
昨日、同業他社の営業担当者が千葉キャリを使って営業活動を行うという出来事がありました。
求職者が企業に応募や問い合わせをするページを利用して、営業メッセージを書き込むという営業方法です。
求人サイトの営業担当者として、他の求人サイトの掲載企業にアプローチをするのは、当然のことなので、文句はありません。
しかし、営業のやり方には、暗黙のルール、越えてはいけない一線があるように思います。
営業担当者としてのモラルですね。
管理部のスタッフがすぐに気づき、先方に苦情の連絡を入れたところ、しばらくたって、その営業担当者の上司から丁寧な謝罪のメールが来たようです。
初めは、会社ぐるみでこんな営業方法を行っているのかと不安に思いましたが、会社としてはきちんとモラルをもっていることがわかり、ホッとしました。
ただ、営業担当者としては、上司に言われるまでもなく、今回の営業方法を見直すことが大事です。
営業を受けるお客様の立場を考えれば、絶対に行わないはずの手法だから。
求職者からの応募を待っている企業にとって、応募のメールだと思ってメールを開くと、求人会社からの営業メールだった、となると気分が悪い。
僕だったらそんな会社とは絶対に付き合いません。
営業活動そのものによって、自社の信用を自ら下げてしまっているし、求人業界の信用も下げる結果になってしまいます。
そのことに気づかないと、営業の成果は上がらないだろうな。
先方の方が、断然大きい会社ですが、ちょっと上から目線で言ってみました(笑)
企業の採用活動、求職者の就職活動に関わる存在として、高いモラルと意識で行動したいものです。
そういえば昔、ある会社の人事に「テレアポはモラルのない営業活動だ」と言われて、激論を交わした覚えがあります。
人によって、常識のレベルが違うから難しい問題でもありますね。
だからこそ、営業手法には慎重になるべきだと思います。