「僕は君たちに武器を配りたい」
面白かった本のご紹介です。
マッキンゼー出身で現在は京大の人気教師として活躍する瀧本哲史氏の著書「僕は君たちに武器を配りたい」を読みました。
就活生に向けて書かれた本なので、就活生にはぜひ読んでもらいたいですが、社会で働く若者にとってもとても役立つ内容で参考になるのではないでしょうか。
全体的なテーマとしては「コモディティになるな!」ということ。
司法試験に受かっても「ノキ弁」(給与ゼロで事務所の軒先を貸してもらう弁護士)にしかなれない今の時代、いくら知識をつけても、いくら資格をとっても、「他の人には変えられない、唯一の人物(スペシャリティ)」にならなければ生き残れないといった類のことが書いてあります。
瀧本氏が現在の経済背景をもとに生き残る術を示していますので、基本的な知識としておさせておくとよいのではないでしょうか。
就活に関してはもちろんのこと、今働いている多くの若者にとっても、どのように働いていくべきなのかといったキャリアビジョンを見直すいい気づきが得られることと思います。
お勧めします。
ちなみに、同著の中で取り上げられていた1971年当時の就職ランキングが面白かったですね。
改めてみると、上位20社の内、半数の会社が1回倒産するか大きく低迷しています。
いかに就職ランキングが役に立たないかということですね。
さらにちなみにですが、1位は日本航空でした。