資格取得は誰のため?
「一年の計は元旦にあり」という言葉通り、
新しい年の幕開けと共に、今年の目標を立てた方も多いのではないでしょうか。
「何か新しいことを始めたいけど、何をしたらよいのか…」
そんな風に、まだ目標を決めきれない人は、
スキルアップのために資格取得にチャレンジしてみませんか。
資格を取ったからといって、人生が劇的に変わることは難しいかもしれませんが、
あなたのチャレンジは、きっとムダではないはずです!
目標はできるだけ具体的に
漠然と資格取得に向けて勉強を始めても、実際はなかなか長続きしないもの。
「仕事上、やむを得ず…」
そんな消極的な意見もたくさん聞こえてきそうですね。
資格があれば――
・キャリアアップできる
・仕事の幅が広がる
・資格手当が付く会社では、月々の収入アップ
そうしたメリットも見込めるでしょう。
「資格を取って、転職を有利に!」
そう考える人も少なくないのでは?
必ずしも資格が転職に有利になるとは言い切れないものの、
例えば、連結決算を行うような経理職であれば、
“日商簿記2級程度”が応募の要件として求められるケースが多いようです。
同じように、倉庫内での業務や製造工場、建築現場などでフォークリフトを操る職種であれば、
やはり“フォークリフトの免許”が必要ですし、
ガスなどの危険物を取り扱う仕事であれば、“危険物取扱者”などの資格が必須。
職種によっては、仕事をする上で必要な資格を持っていれば、優遇される傾向にあります。
ただ、大切なのは、
「その資格を取って、どう活かすか」
ということ。
どんな自分になりたいのか、数年後はどう活躍していたいか。
そうした目標を定めた上で、自分に役立つ資格の取得にチャレンジできるといいですね。
資格や経験がないと、転職できない!?
そんなことはありません。
大切なのは、「やってみたい」というあなたの熱意や意欲。
実際に、“未経験歓迎”の求人もたくさんあります。
そうした求人には、イチから育てていこうとする企業側の想いもあり、
社内教育をはじめ、外部での研修など、さまざまな成長の機会を用意しています。
また、「今は資格を持っていないけれど…」という人でも、
“資格取得に向けて勉強中”であれば、履歴書でアピールすることも可能。
履歴書欄を空欄にすることなく、下記のように記載して積極的にアピールしましょう。
xx年xx月 宅地建物取引士 取得見込み
こんなユニークな資格も!
実際に仕事や転職活動に活かすことは難しいかもしれませんが、
ユニークな資格がたくさんあります。
・掃除能力検定
・バーベキュー検定
・千葉ロッテマリーンズ検定
・似顔絵検定
・飾り巻き寿司インストラクター
・チョコレート検定 など
調べると、まだまだたくさん出てきそうですね。
転職や就職に有利、というよりは、
自分の人生を豊かにしたり、趣味を極めたりと、あくまで自己満足という意味合いが強いのかもしれません。
ただ、資格で自分の努力を客観的にアピールできますし、取得できればうれしいものです。
実際に取得することで、面接時や取引先、上司との会話が弾むことも。
履歴書には、特技の欄などで、こうした資格を持っていることや、
これからチャレンジしたいと思っている、ということをアピールするのも良いでしょう。
新しい年の、新しいチャレンジ。
「会社のため…」と消極的になるのではなく、「将来の自分への投資」と考えてはどうでしょうか。
まずは、資格取得自体を目標にするのではなく、
「自分の目標やなりたい自分に近づくために、どんな資格を取得すればいいのか」
ということをしっかりと考えていくことが大切なようですね。