つなぐ力
先日、 スモールサンという中小企業サポートネットワークを主宰する山口義行先生の公演を聞く機会がありました。
そこで経営者に必要な力として次の3つがあると解説されたのですが、
・読む力
・問う力
・つなぐ力
中小企業の経営者はこの力がとても弱いと指摘を受けました。
例えば、読む力においては、時代や先行きを読むための勉強をしているかと。
今の日本の景気はよいのか?と聞かれた時に答えられますか?
日銀が株を大量に買っている日本において株価は全く景気を反映していないわけで、それ以外の指標を見ていますか?
ということです。
目先の仕事が忙しいと、先を読んだり、今のままで良いのか問うたりすることを疎かにしてしまいがちです。自分に喝を入れる意味でとても貴重な内容でした。
私個人的には、この2つより、最後の「つなぐ力」が今一番重要だと考えていてとても共感しました。
これから先の激動の時代を乗り越えていくために、サービスの革新やイノベーションが必要になるわけですが、自分だけではできませんし、自社だけでもできません。
テクノロジー、マーケティング、教育など、自社とマッチするパートナーを見つけていくことの重要性を今まで以上に感じています。そのためには、どんどん人と会って本当の意味の人脈作りが必要な段階なのだと思います。
今月のnewspicksのイノベーターライフにソースネクストの松田社長が取り上げられていましたが、その中でも、「人と会うことでしか、ビジネスは成長しない」というコメントがありました。
松田社長は、まさに人とつながるためにシリコンバレーに引っ越されたわけですが、この視点、行動力を見習うべきだなあと感じました。今回のイノベーターライフは面白かったし、とても参考になることがいっぱいありました。
その時々の環境によって優先順位は変わるものですが、私にとっては「つなぐ力」を強化する時期ですね。バーチャルでもアナログでも、情報や気付きをつなげていくことも「つなぐ力」なのかもしれません。