介護理由の転職が増加傾向
最近、人材紹介で求職者と面接する機会が増えているのですが、
転職理由として「親の介護」を上げる人が本当に多いように思います。
特に40歳を超えた方でそれなりの経歴を持った方が相談に来ると
かなりの確率で、「親の体調の問題で転職をせざるを得ない」
といった相談になっています。
本当は今の会社で続けたいのだけど、勤務地の融通が利かないため
仕方がなく転職を決意したという話が多く、
本当にこれは社会問題だなあと感じます。
気になったので厚生労働省の雇用動向調査を調べてみました。
「介護」を離職理由に上げる人は、平成20年は0.7%だったのが、
平成25年は0.9%と0.2%伸びています。
ん~、これは増えていると言っていいのだろうか。。。
ということで、他の資料を探してみたら、内閣府が
というものを出していました。
この資料によると、介護を理由に転職した人の数は
平成20年から2万人くらいは増えているようです。
思ったよりも増加数が少ないのですが、
勤務地を理由に人財が流出していくというのは企業にとっても大きな問題。
残念でもあります。
上手く対応していく方法を考えるのが今後の課題ですね。