自己都合退職する場合の挨拶とマナー
退職の日に朝礼等でスピーチを依頼されることがあります。
前もって考える方もいますし、その場の雰囲気に任せる方もいます。
いずれにしても最後の挨拶やスピーチはスマートに済ませたいですね。
退職の挨拶は短くシンプルなスピーチを
「退職の報告」「これまでの感謝」「今後の決意」「職場の今後の応援」「絞めの言葉」
この5つの内容を短くシンプルにまとめるのが好ましいスピーチです。
基本的に自分の退職日は、他の人にとっては通常業務の日です。
朝礼時に挨拶するときには、そのあとに会議や外出の予定がある方もいることも考慮して、あまり長い時間をとらないよう注意しましょう。
ただ、余り短すぎても気持ちが伝わらないので、1分くらいの長さを目安にすると良いでしょう。
ネガティブ、長いスピーチはNG
業務が控えているので、スピーチの場で思い出をあまり長々と語ることは避けた方が良いです。
また、転職や結婚、出産等の退職理由に触れるのは良いですが、詳細まで語る必要はありません。
例えば、病気や家庭の事情であれば「一身上の都合」と言えば充分です。
特にその場の雰囲気で考えてスピーチする方は、ついつい角が立つ言葉やネガティブな言い回しになることがあります。
そのようなことを避けるためにも、あらかじめ挨拶の内容を決めておくことをおすすめします。
最後まで礼儀を大切に
最後だからといって、会社への不満や批判をぶつけるのは絶対に止めましょう。
誰もいい気分はしませんし、退職者本人のこれまでの評価や信頼が一気に下がってしまいます。
それでも最後に会社にガツンと言いたいと思っている方がいるかもしれません。
ですが、転職後も縁があって取引先としてやりとりをすることがないとは限りません。
退職時は、気持ちよく会社を去り、上司や同僚は気持ちよく門出を祝うのが一番です。
挨拶やスピーチは感謝の気持ちを伝えることが大切です。
もし退職の日までに会えない方がいるのであれば、退職の挨拶メールを送っておくのが良いマナーです。
簡潔にまとめつつ、具体的なエピソードを交えると印象が良くなります。
ただし、退職の報告前に送らないように気を付けてくださいね。