アルバイトや派遣のピッキングは本当に簡単なのか?
MR.Mです。
アルバイトや派遣の求人サイトで”ピッキング”という言葉を見かけます。
ほとんどの場合、「簡単」とか「すぐ慣れる」といった枕詞も付いてきます。
ピッキングってそんなにカンタンな仕事なんでしょうか?
そもそも、具体的にどんなことをするのでしょうか?
「すごく楽な仕事」に見えるピッキングについてまとめてみました。
ピッキングとは仕分け作業のこと
まずは、ピッキングとは何ぞや?ということから。
ウィキペディアによると、「物流での仕分け作業。注文のあった品物を選んで取り出すこと。」だそうです。
これだけしか書かれてません。
「品物を選んで取り出す」作業って、やっぱりとても簡単そうですね。
何だか、借り物競走のような感じもします。
しかしながら、選ぶのは難しくないのでしょうか?重いものとかを運ぶこともあるのでしょうか?
こういうことがハッキリしないと「楽な仕事」とはまだ言えないですね。
具体的なピッキング作業について
やっぱり知りたいのは、もっと具体的なことですよね。
そうじゃないと、自分にとって簡単かどうかなんてわからないです。
ピッキングの求人を出している企業の多くは問屋やメーカーです。
商品を小売店などに出荷する時には、店ごとの注文に合わせて段ボールなどに箱詰めをします。
コンビニなど小売店で、店員さんがプラスチックの箱から商品を出して陳列しているのを見たことはありませんか?
その箱に詰める商品を選び出すことです。
ちなみに、そのプラスティックの箱はオリコンと呼ばれています。折りたたみ式コンテナの略省です。
オリコンや段ボールの大きさは様々ですが、だいたい一抱え程です。中身の商品は食品や雑貨など勤務先によって異なります。
ですので、一個あたりの重さも様々です。お菓子なら大した重さになりませんが、電池が詰まっていると持ち上げるのも大変です。
さらに重い物(飲料ケースや家電など)はフォークリフトを使うことになります。
求人票には扱う物が書かれていますので、参考にすることができます。
「すぐに慣れる」ピッキング
では、実際の作業はどういう手順で行われるのでしょうか?
これも勤務先や扱う商品量などによって異なりますが、大きく2つの方法があります。
種まき方式(トータル(マルチ)ピッキング)と摘み取り方式(シングル(オーダー)ピッキング)です。
ややこしい説明は抜きにして、どちらも作業効率を上げるための方法です。
作業者目線で言えば、種まき方式は専用スペースで作業するのに対し、
摘み取り方式は倉庫内から商品を集めるために歩き回るのが一般的です。
これらは求人票から読み取ることは難しいと思います。
実際にどういう作業を行うのかは面接の時に詳しく聞いてみましょう。
こんな人にピッキングはおススメです。
いずれの方法にせよ、ピッキング作業は正確にコツコツとやる作業です。
最新の設備では、専用の端末が目的の商品がある棚を教えてくれますし、選んだ商品が合っているかもチェックしてくれます。
広い倉庫内を歩き回ることもあるので、適度な運動にもなります。
また、物流倉庫の多くは最寄駅から離れた所にあるため、バスや自動車での通勤が主になります。
専門的なスキルが求められないので、時給は高くはない傾向がありますが、扶養内で働こうとする方にはおススメです。
年齢層も幅広く、中高年の方も多く働いています。
営業や接客が苦手だけど、集中して作業ができるという方は多いと思います。
そんな方にとっては、ピッキング作業は楽な仕事になるかもしれません。