リクルート
昨日、リクルートから15年前に独立した社長と飲みに行きました。
今はどうかわかりませんが、少し前までのリクルートは本当に魅力的な会社です。
当時のエピソードを聞き、大いに盛り上がりました。
営業が華の会社ですが、部署や会社が一致団結して、目標達成に向けて頑張る。
そして、目標達成した後に全員で盛り上がる。
そんな強い一体感が隅々まで浸透している会社です。
中でも、庶務の女性の採用基準についての話が印象的でした。
リクルートでは、大卒、専門卒、高卒と学歴問わずに採用するのですが、高卒の女性は基本的に庶務の仕事に就くそうです。
庶務は、その名の通り、専門的な仕事というより、さまざまな仕事をやりながら、その部門の目標達成に向けたサポートをします。
その当時、庶務の採用基準は、「生徒会や学級委員などの役員を経験しているかどうか」だったそうです。
その一点のみに徹底的にこだわったと話していました。
生徒会や学級委員で役員をやっていた子は、世話好きだし、気が利くし、責任感がある、ということでリクルートの組織風土をつくるにはぴったりの存在だったのですね。
庶務の仕事にはコンセプトがあって、
「営業の母であり、姉であり、恋人である」
というコンセプトだったそうです。
この言葉はすばらしいと思い、酔っ払いながらもメモしてきました。
自分のつく仕事にコンセプトがあるっていいですよね。
演じるべき役柄が明確にイメージできると、それは十分な判断基準になります。
時には営業を叱咤激励し、時には愚痴を聞いてあげ、時には「この人を喜ばせたい」という恋心をくすぐる。
優秀な営業を育ててきたのは、こういう女性スタッフなのだなあと感心しました。
飲み屋で会社の愚痴を言いあう。
そんな光景はよくありますが、リクルート出身の人と飲むと、いつもその逆です。
会社の良かった点、仲間の素晴らしさを語り合える。
そんな風土があるんですね。
苦労を乗り越えて目標達成をした時のエピソードを聞いて、僕までうるうるしてしまいました。
仕事で感動して泣けるって素晴らしいことだと思います。
千葉キャリでもそんな仕事をしたいものです!
ちなみにこれは15年前の話です。(笑)
リクルート関連の本では「リクルートのDNA」や「リクルートという奇跡」が面白かったですね。