人材ビジネスの社長は熱くなくちゃ!
先日、研修事業をメインに企業のコンサルティングを行っている会社の社長とお会いしました。
60歳の社長ですが、めちゃくちゃ熱い!
最近は、新入社員研修に力を入れているそうですが、その理由を聞くと、「若者が育たないと日本が駄目になるから」。
いきなりでかい答えです(笑)
でも、こういう人好きですね。
自分の事業に掛ける思いが伝わってきます。
この社長は内田洋行、リクルートで営業として大活躍をした後に起業。
会社は15年目を迎えます。
これまでの経験を踏まえた一言に重みを感じました。
やっぱり人材関連ビジネスの社長はこうでなければいけません。
実は、千葉キャリもとても熱い思いからスタートしています。
求人サイトだけではなかなか情熱を伝えることは難しいのですが、この社長に刺激を受けたので、ちょっと熱く語っちゃいます。
千葉キャリのテーマは「地元で働く」。
テーマは簡単ですが、実は地元志向の人材と企業のミスマッチは多いのです。
もう何年も前から、求職者の地元志向は高まっています。
一方、地域の中小企業は、交通費やライフスタイルの問題などから地元の社員を採用したいというのが本音です。
一見、簡単にマッチングしそうですが、そうでもない理由は、実はこの「地元志向」にあるのです。
「地元の人材は採りたいけど、地元志向の人材はちょっと・・・」
この感覚わかりますでしょうか?
どういうことかというと、「地元志向」というのは、「千葉で働きたい」という労働条件を1番重視しているように感じてしまうのですね。
学生の面接などをしていると特にこの傾向を強く感じます。
「地元志向」の前に何かが欠けている感じがするのです。
(就活生の方は志望動機を語る時に要チェックですよ)
中小企業の社長が欲しいのは、簡単に言うと、自社の事業に熱中してくれる人や会社を大きくしたいという夢に共感してくれる人です。
場合によっては、日本全国を飛び回ったり、海外に飛び出したり、そんなパワーが欲しいのです。
地元への愛着が強いのは構わない。
でもそれより先に、その会社で働くということに興味や関心を持ってもらいたいのです。
そこが欠けていることが往々にしてよくあるのです。
だから、「地元の人」は欲しくても、「地元で働きたい」という人には否定的なのです。
逆にそういうパワーや野心のある人は、都内の会社や全国規模、世界規模の会社に行ってしまいます。
多くの場合、千葉から出て行ってしまうんですね。
そんなことから、「地元で働く」というテーマは簡単に企業経営者には受け入れられないのです。
では、「地元で働く」という好循環を作るために千葉キャリが担いたい役割はというと、
「優秀な人材、意欲の高い人材が千葉から出ないようにすること」
と
「地元志向だけど仕事への意欲やアンテナが高く、行動的な人材を発掘すること、育てること」
なのです。
まず、優秀な人材や意欲の高い人材が千葉から流出しないようにするためには、千葉にある成長意欲の高い魅力的な企業を発掘し、その情報を発信することが大切です。
千葉の中小企業情報なんてなかなか手に入りませんからね。
千葉キャリではここに力を入れてきました。
まだまだ力不足ですが、大手媒体には掲載されていないような小さくても魅力的な会社をいくつも発掘してきました。
これからもこの努力を続けなければなりません。
そして、「地元志向」の人材の仕事スキルを上げるためには、企業研修や就業者向けのセミナーなどを強化していく必要があるのです。
少し前から、早朝勉強会を初めとした勉強会やセミナーなど、自己啓発のための取り組みがブームとなっていますが、まだまだ都内や大手企業の社員が中心のようです。
特に中小企業では、これらの勉強会の盛り上がりはあまり感じられません。
千葉キャリでは今後、ここに力を入れていきたいと思っているわけです。
ついつい熱くなってしまいました。
影響を受けやすいですね(笑)
ともかく、この社長と何かコラボレーションできるといいなと強く思いました。