就活の10年間変わらない原則
先日の経営者座談会の後に大学のキャリアセンターの先生と参加してくれた経営者の方々で食事をしました。
その席で、キャリアセンターの先生が、「学生の就職支援を10年やっているが、10年間変わらない原則がある」とおっしゃっていました。
それは、
「ありがとうございました」
「●●のおかげで●●できました」
を自然に言える学生は、早い段階でしっかりと就職が決まるということ。
どんなに優秀な学生でも、どんなに就職対策をしていても、日ごろからこういった言葉を言えない学生は苦労をするとおっしゃっていました。
「これまでサポートしてくれた皆さんのおかげで・・・」といった言葉が心から話せるかどうか、これはとても大切なことです。
少し訓練したからできることではありません。
「感謝」という気持ちを持てているかどうか。
もっと言うなら、生きているのではなく、生かされているという感覚がわかるかどうかですね。
人間は自分一人の力では絶対に活きていくことはできません。
家族や友人、社会の助けがあって、初めて生きることができます。
そのことを自覚できているかどうかですね。
自覚とは、理解しているかどうかではありません。
感じられているかどうかです。
この差が大きいのです。
もっともこれは、就職活動だけに言えることではありません。
人生を幸せに生きられるかどうかにも通じることだと思います。
多くの社員を見てきている経営者だからでしょう、全員が「なるほど!その通り!」と唸っていました。
納得できる原則ですね。
スポーツ選手やミュージシャンでも大きなことを成し遂げた時のインタビューで興奮して感謝の言葉を連呼する人がいますよね。
パフォーマンスでも何でもなく、感謝の気持ちがこみ上げてくる。
そんな瞬間は感動的です。
就職活動でも、苦労を乗り越えて内定を獲得した時は、感極まります。
そんな素晴らしい就活ができるといいですよね。
ちなみに、今回の座談会に参加してくれた学生の多くは非常にレベルが高かったです。
ほとんどの学生が、帰り際に目を見て「ありがとうございました」とお礼を言って帰っていっていました。
みなさん自信を持っていいのではないでしょうか。
ついでに、もうひとつ納得した話。
これは原則とまでは言えないかもしれませんが。
彼氏や彼女のいる学生の方が、就職活動がうまくいく確率が高いということ。
どこのデータか忘れましたが、統計にもこれは現れているそうです。
異性にもてる人というのは、やはり魅力があるということなんでしょうね。
この話も、みんな賛同していました。
優秀な営業は女性にもてる男性が多いと話す経営者もいましたね。
もてるというのは、イケメンということではなく、好かれる要素をいくつも持っているということです。
例えば、気配り、マメさ、聞き上手、演出上手などなど。
そういうことのできる人は、何をやってもうまくいくんですね。
彼氏、彼女のいる学生には励みになる話かもしれません。
でも、いないからと言って恋人探しを優先してはだめですよ(笑)