怒り癖はなかなか取れない
先日、スリランカ仏教の長老が書いた「怒らないこと」という本を買いました。
ショッピングモールでかみさんに何かの文句(店員の態度だったような気がする)を言っていた時に、
「そんなこと言ってないでこれでも買え!」
と、本屋の店頭にあったこの本を冗談で渡されたのがきっかけ。
「よし、買ってしまえ」
という感じでノリで衝動買いしてしまいました。
もちろん、何か役に立つかなという期待もちょっとありましたが。
怒りは理不尽だ。
怒る人は弱虫だ。
怒ると不幸になる。
と「怒り」に真っ向から反対する超まじめな本でした(笑)
その中で、響いたのが
「怒り癖はなかなか取れない」というフレーズ。
怒りとはエゴから来る無知そのものだとここでは指摘されているのですが、一度、怒り癖がつくとなかなか治らないと言います。
確かにそうかもしれません。
エゴが肥大化すると暴走する傾向があるのはイメージがつきます。
ここで、頭に浮かんだのが、菅総理。
「イラ菅」として有名になっていますが、これも怒り癖なのでしょうか。
今日の日経を読んでいて衝撃だったのは、「イラ菅」について補足が書いてあったこと。
確か、「イラ菅と呼ばれる人をなじるような態度は抑えて・・・」みたいな文章だったと思います。
「怒る」という行動が人の心理に与える影響というのは本当に大きいですね。
「この人は人をなじるような態度を取る」という印象がつくまでには、何度それを繰り返したのでしょうか。
リーダーとしては明らかにマイナスな印象です。
怒ることを癖にしないように気をつけないとなと気を引き締めた瞬間でした。
ちなみに、この長老のところには
「怒りたくないのに怒ってしまうのですがどうしたらよいですか」
という相談よくあるそうなのですが、その対応法は
「怒らないこと」
だそうです。
当たり前やんと思いながらも、この答えは実は深いなあと感じました。