滑り込みセーフ
先日、ある会社の新卒1年目の社員を取材しました。
非常に面白い子でした。
栄養学部の出身で栄養士としての勉強が活かせる会社で内定が出ていたそうなのですが、昨年の12月に内定を辞退しました。
というのも、栄養士の仕事と言うのは、学校や病院で行うわけですが、基本的に社員1人で働くことになります。
卒業が近づくにつれ、にぎやかで華やかな職場にあこがれている自分には向いていないのではないかと感じるようになり、進路を変更することを決断したそうです。
大学で4年間勉強してきて、その勉強を活かした職場で内定を獲得したのに、進路を変えるというのはとても大きな勇気がいったことだと思います。
さすがに内定を辞退した後は、パワーも使い疲れてしまい、就職活動を放棄してしまったと。
2月くらいまでは活動せず、フリーターになることも覚悟。
それでも、3月から活動開始し、大学のキャリアセンターで紹介してもらった今の会社に3/28に内定をもらい、4/1に入社したそうです。
本当に滑り込みセーフ。
卒業ぎりぎりでの就職というとあまりパッとしない印象がありますが、この子は本当に優秀でした。
人事部の担当者が最後の最後にすごい子が採れたと自慢していたのも納得です。
栄養士としての仕事以外にもう1社内定をもらっていたというので、就活の厳しかった去年に計3社から内定を獲得したことになります。
それを見ても優秀さがわかります。
やはり光っている子は引く手あまたなんですね。
一つのことに打ち込む力。
自分を見つめる力。
決断する力。
ものごとをプラスに捉える力。
行動する力。
久しぶりに、抜きんでた新卒1年生を見て、とてもうれしく思いました。
彼女の体験談なんかをこれから就活をする現役生に聞かせてあげたいなあと思います。
何か企画したいですね。
採用活動も最後まで何があるかわかりません。
期待を持って継続的にやり続けることが本当に大事です。