自主性を引き出す
週末に録画していたカンブリア宮殿を見ました。
ゲストはサッカーの岡田前監督。
岡田監督については、「勝利のチームメイク」を読んだ時から尊敬していましたが、改めて指導者としてのすばらしさに感心しました。
岡田監督がインタビューの中で話していたことでもっとも共感したのが、
「ピッチの上で生き生きと躍動するようなサッカーを目指していた」というもの。
にもかかわらず、「どこかでやらされている感があり、なかなか自主性を引き出すことに苦労した」と話していました。
これは多くの経営者が抱えている悩みと同じだと思います。
社員が目を輝かせて仕事に打ち込み、自社のサービスを通じて人の役に立つ。
おそらくほとんどの経営者が夢を見ていることですが、これが難しい。
これを解決するために、岡田監督は、技術的な指導、コミュニケーションの取り方、無意識への働きかけ、目標管理、メンタルトレーニングなどあらやることにチャレンジしたようです。
遠藤選手がチーム目標と個人目標を色紙に書いてロッカーに張っていたと話していましたが、これは営業現場となんら変わりませんね。
しかし、そうやってチームの目標とその中での個人の目標がしっかりとリンクしないと本当のモチベーションにはつながらない。
組織というのは、スポーツチームでも会社でも基本的には変わらないことを実感しました。
岡田監督の部屋には、ドラッカーの本がありましたし、神田昌典の本もありました。
経営者と読む本の好みが近く面白いなあと感じました。
それにしても良く勉強しています。
立派な指導者のそんな姿を見ていると、もっともっと勉強しないといけないと強く思いました。
がんばろ。