自信
先日、ある少人数の会社を訪問しました。
この1年、業績が低迷していたようで、社長が結構自信を失っていました。
社長が自信を失うと、会社は大変です。
ありがちなパターンとしては
・方針がぶれる(朝令暮改が増える)
・社員に幹部的な役割を期待する
・経営者仲間のアドバイスに流される
などなど。
この社長もこの1年はまさにこんな状態だったようです。
会社がいい時はいいのですが、苦しくなってくると、社員にも危機感の共有を求めます。
「なぜ、もっと先を見た活動をしないんだ?」
「なぜ、今の環境でも売れる方法を考えないんだ?」
そして、会社の将来を見据えた上での発言などを求めるようになります。
こうなると、社員は混乱です。
社長と社員の目線が違うことをしっかり認識しないといけません。
5年後の経営を見据えて戦略を立てるのは社長の仕事です。
苦しさを共感してもらおうと、役割を間違えた要求をすると社員との関係もこじれてしまいます。
この社長も、社員に「幹部として期待しているんだから!」と責任を押し付けるような発言をしたことを後悔していました。
ここは気をつけないといけないポイントですね。
また、自信のない時ほど、うまくいっている他の経営者のアドバイスに惑わされるもの。
経営のやり方など三者三様で自由にやればいいものを、いつの間にか正解を求めてしまうんですね。
そうなると、方針がぶれまくります。
僕も何度もそんな経験をしたので、今は自信のない時期は、人と会いません(笑)
と、自信を失っていたその社長ですが、ようやく自信を取り戻し、前向きに動き始めたようです。
まだまだ山あり谷ありのようですが、頑張ってほしいと思います。
そんな社長を支えるのも僕らの仕事ですね。
自分を信じる。
出来ない自分を受け入れる。
ありのままの自分を認める。
厳しい時こそ、メンタルが大事。
宮里藍選手の頑張りなんかはとても参考になりますし、元気をもらえますね。