蛙の子は蛙
先日、千葉キャリで5年ほど前に勤めていた「ますぴー」が遊びに来ました。
彼は千葉キャリの創業期に本当に力を貸してくれた大事な友人です。
その彼が、先月会社を設立しました。
実は、彼の実家は祖父が立ち上げた事業を行っていたのですが、父親の代で倒産を経験しています。
そんな父親の苦労を見て、彼自身は絶対に経営者にはならないと常に話していました。
その考え方は働き方にも顕著に表れていて、自分の価値観と合う会社で、幹部としてNO.2のポジションとして働く。
いくつもの会社を転々としていましたが、その働き方は筋が通っていました。
経営者目線で物事を考えようとするので、経営者とぶつかり、欲求不満がたまることも多いようでしたが、それでもトップに立つというリスクは避けるという強い信念を持っていたのです。
そんなますぴーが、とうとう経営者に。
なんか嬉しいですね。
心配だったのは奥さんの反応。
反対されたのでは?と聞くと、大反対で大変だったそうです。
最後は、義父に事業の説明をすることになったのですが、
そこで義父の言った一言は、
「商売人の子供だと聞いていたから、いつかこういう日が来ると思っていたよ」
蛙の子は蛙ということで、奥さんより親父さんの方が、客観的に見てたのですね。
一応お墨付きをもらえたようです。
景気が悪いと言い、消極的な話が多い中、しっかり前を向いてチャレンジしている人も数多くいます。
起業するというリスクは大きいですが、たった一度の人生、思いっきり生きる方が楽しいですね。
ますぴーに大きな刺激をもらいました。
刺激を与えあえる仲間、気づきを与えあえる仲間。
そんな仲間は本当に大事です。
誰と付き合うかが非常に重要だと、改めて認識しました。
最後にどんな社名にしたのか聞いたところ、祖父が作った会社の名前をつけていました。
とてもベンチャー企業とは思えない古い名前。
粋なことをしますね。
でも、親父さんもうれしいでしょうね。
がんばれ、ますぴー。