白馬国際トレイルラン
先日、白馬国際トレイルランに出てきました。
マラソン大会には何度も出ていますが、ちゃんとしたトレイルレースに出るのは初めて。
私はミドルコースの35キロにチャレンジしました。
いやー苦しかった。
下の図がRunKeeperで測定した高低差。
1,600メートル以上も登っているんですね。
なんとか5時間42分でゴール。
マラソンもきついですが、トレイルはマラソンよりはるかにきつい。
翌日から3日間は手すりを持たなければ階段を下りられなかったし、
1週間は全く走ることができなかったことが、その苛酷さを物語っています。
でも、この大会には来年も出たいと心底思いました。
町中がお祭り感覚でめちゃくちゃ盛り上がるのです。
エイドでは、地域の中学生(かな?)が温かい声をかけながら、食料をくれたり
水をかけてくれるし、ゴール前は地域の人たちが列をなして拍手しながら迎えてくれる。
こんな温かいレースはそうそうあるものではないですね。
地元の人の応援をもらいながら、頑張って走り抜くことができました。
正直、ゴールした時は感動で涙をこらえるので必死。
こんなことはこれまでなかったなあ。
それくらい感動的な大会でした。
もうひとつ感動したのは、一緒に行った仲間の完走。
途中の関門を残り10分程度で通過し、本人の様子から最終関門の突破は
無理かと思われましたが下り坂で驚異の挽回。
締め切り時間の20分くらい前にゆうゆうゴールをしました。
上りよりも下りの方がつらいのに「根性あるなあ」と素直に感動したのでした。
これが第一関門の岩倉岳のゴンドラ降り場。
景色はきれいなのですが、下っていくのは大変なのです。
でも、地元の山関係の人の声援はえぐかったです。
「ほら、もっと徹底的に自分を追い込んで!」
「ここからの下りも地獄だぞ~、行ってこーい」
トレイルってこういう競技なんですね(笑)
別の大会では、
「Enjoy after the pain!」
というのがコンセプトになっているという話も聞きました。
まさにマゾのための戦いです。
私はこれ以上のマゾは無理なので、来年もミドルコースに出よう。
仲間はロングコース(50キロ)に出ていましたが、ちょっと真似できません。
にしても、トレイルランナーがすごいなぁと思ったのはものすごく
メリハリがきいていること。
上りは走らず、平地と下りを走るのが基本とは聞いていましたが、
上りが緩やかになったとたんにみんな走りだすのです。
上りと簡単に言いましたが、膝に手をつきながら「ぜーぜーぜーぜー」
言いながら登るような急斜面を登りきった直後ですよ。
こちらは、「ふーっ」と一息ついて、腰をおろしたいくらいなのに。
皆、日頃から相当鍛えているんだなあ。。。
このメリハリ、すごい大事です。
抑えるところは押さえて攻めるそこで攻める。
これって何事においても大事ですね。
人生の悟りを開けそうです。
レース後は、信濃大町駅前の焼鳥屋で打ち上げをし、家路に。
帰りの中央高速が30キロ渋滞というおまけ付きでしたが、
名ナビゲーションのおかげで5時間弱で帰ることができました。
来年を楽しみにしたいと思います。
その前に、千葉キャリトレイルチームを立ち上げなければ。
まずは彼(彼女)を引きずり込もう。