大学3年生に聞く、就職したい企業ランキング
リスクモンスターが調査した2020年3月卒業予定の大学3年生の就職したい企業・業種ランキング。
1位:「地方公務員」(31.6%)
2位:「国家公務員」(18.0%)
3位:「グーグル」(6.1%)
とのこと。公務員がワンツーフィニッシュですね。
安定志向の現れということなのであれば、経営者としては少し悲しい気がします。でも、金融、物流、交通など、改革の余地がたくさんある分野ということであれば前向きで良い気がしますね。
これだけIT化が進んでいる現在において、行政の取り組み次第で私達の生活は劇的に便利になります。
様々な文書や手続き、仕組みの電子化、IT化、キャッシュレス化とチャレンジしがいのある分野が山程あります。「自分がそこを変えてやる!」という強い意志で志望している若者が増えていることを願います。
とはいえ、このチャレンジには大きな壁が立ちはだかります。
生半可なアイディアでは役に立ちませんから、知識、見識、好奇心がとても大事ですし、巨大な硬直化した組織の中で発言、行動していくスキルとパワーも求められます。
それらがなければ、結局は改革意欲を失って悪い意味での役人化をしていくことになりかねません。
就職したい会社ですぐにやりたいことができるわけではありません。
将来やりたいことをやるために、長期的なスパンでどんな仕事に取り組んでいくかを想像することもとても大事ですね。
大企業、中小企業、ベンチャー企業、行政。それぞれに良さもあり厳しさもあります。
どんな選択をしても組織にぶら下がるのではなく、仕事を通じて世の中の課題解決やサービス向上に貢献していくというワクワク感を持って、就活をしてほしいなあとおじさんは思います。