就活に重要な「自己効力感」を高める4つの要素
先日千葉キャリのインターンに応募してきた学生の卒論のテーマが
「自己効力感と就活の関係性」(だったかな?)
という話を聞きました。
とても面白いテーマだと思いましたので、今日はそのテーマで。
就職活動や転職活動に苦しんでいる人の中には、
自己効力感の低い人が多いように感じます。
自己効力感とは簡単に言うと「課題達成能力に対する自己評価」。
「自分はできるんだ!」と信じているかどうかということです。
どうせ上手くいかないだろう、たぶん私には無理だろうという
自己評価ではなかなか物事は上手くいきませんからね。
この「自己効力感」はキャリアカウンセリングの理論の中でも
とても重要なポイントとして捉えられています。
「自己効力感」に影響する要素には4つ有ると言われています。
1.個人的達成
これは、「自ら成し遂げた経験」のことで、4つの要素の中で最も強い影響が有ると言います。
自分で実際にやってみてできた!という経験は直接的なので効果が高いわけです。
面接で過去の達成経験を聞かれるのは、ここに理由があるわけです。
自己効力感の低い人は、細かい成功体験を積み重ね、自分に自信をつける必要がありますね。
2.代理学習
これは自分自身が行動しなくても、他者の経験を観察することで
自己効力感に影響がでるということ。
語弊があるかもしれませんが、アクション映画を見た後に
自分が強くなったように感じるようなことでしょうか。
就活でいうと、OB・OG訪問をして、例えば1年上の先輩が仕事をしっかり
こなしているのを見て、自分にもできるような気分になることですね。
そういう点で、OB・OG訪問というのは就活においてとても大事な要素なのです。
実際にその仕事についている人に積極的に話を聞けるといいですね。
3.社会的説得
これは、周囲の人からの励ましやサポートのこと。
「お前ならできるよ」と励まされたら自己効力感は上がるし、
「君には難しいだろうな」という反応の中では自己効力感は下がるわけです。
もちろん、反骨精神を持って頑張る人もいるかもしれませんが。。。
自己効力感を高めるには励ましてくれるサポーターがいるとよいと言うことです。
4.情緒的覚醒
これは、生理的な反応のことです。
不安や抑うつなどの心理状態のときは、否定的な感情が強くなる一方、
リラックスした前向きな心理状態であれば、楽観性が高くなります。
できる限りリラックスした心理状態を作ることで、自己効力感を高めることができるわけです。
就活に限ったことではありませんが、何かにチャレンジするためには、
これらを意識して、自らの自己効力感を高めることが大事ですね。
自信がないというのではなく、自信をつけるために具体的に何をすればよいのかを
知ることがとても重要なのだと思います。
今回のインターン生は、
就活前に卒論を仕上げて自分の就活に活かすのか、それとも
自分の就活体験をもとに卒論に活かすのか。。。
いずれにしても頑張ってほしいものです。
今日は千葉キャリの更新日です。
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