ちょっと変だよ、学生の地元志向
先日、千葉市のあるシステム会社を訪問。
人事部の責任者から「千葉キャリは地元志向の学生が集まるからいいんだけど、地元志向だけの子は困りもんだね」と言われました。
志望動機が「千葉の企業だから」というだけで、SEという仕事への情熱が全く感じられないそうです。
「千葉で働きたい」という気持ちはわかりますが、その理由が「家から通いたい」というだけでは、人事部も首をひねってしまいます。
千葉キャリを運営していて、地元で就職したいという志向が高まっているのを感じますが、悲しいことに
地元志向=優秀
ではなく、
地元志向≠優秀
というイメージが広がりつつあるようにも感じます。
それは、地元で働きたいという理由が、先ほどのように、家から通いたい、地元の友達から離れたくないといったとても小さな理由になっているから。
就職活動をする際に、社会人としてこんなことを実現したい、こんな仕事に就いてみたいという考えがあった上で、千葉にもこんな企業があったんだという流れになればいいのですが、千葉にある企業限定で仕事を探しているようではちょっと視野が狭く感じますね。
グローバルな人材が求められている時代です。
せめて、国内ならどこでも大丈夫くらいの気概が欲しいものです。
他の地域を見た上で、やはり、地元の千葉の活性化に貢献したいなあ!であれば気持ちはわかるのですが、千葉から出たことがないのに、千葉が一番です!ではちょっと悲しい。
せっかく東京がこんなに近くにあるのだから、ビジネスの中心の東京で働いてみたいというところからスタートしてもいいのではないでしょうか。
千葉キャリは、千葉県の成長意欲な中小企業の情報を集めます。
でも、就活する学生には、千葉キャリだけで就活してほしくないというのが僕の本音。
全国転勤ありの大企業も都内の中小企業も見た上で、地元をもう一度見直してほしいなと思います。
また、そういう人材でなければ、地元の中小企業も必要とはしないのです。
そんなメッセージをしっかりと伝えていく必要がありそうです。