千葉県の有効求人倍率は高いけど、地域格差が大きい!
MR.Mです。
昨年の12月26付で、平成26年11月分の雇用失業情勢がリリースされました。
それによると、千葉県の有効求人倍率は0.88倍だそうです。
ちなみに東京は1.64倍ですので、大きな差があります。
なんだ、千葉県は買い手市場か…、と思ったら大きな間違いかもしれないです。
有効求人倍率は0.57~1.57倍
リリースされた雇用失業情勢を読み進めていくと、千葉県内のハローワークごとの求人倍率が出ています。
1番低いのは茂原で0.57倍で、1番高いのは千葉の1.57倍です。
この差は簡単に言えば、2人の求職者に1社の求人しかない茂原と、1人の求職者に2社の求人がある千葉という状態です。
さらに、中央値は0.79で、銚子がちょうど該当します。
グラフにすると図1のようになります。
図1
13か所のハローワークのうち、0.88以下は8か所もあります。
その分、前述の千葉と館山の1.42倍が突出しています。
このように数字のばらつきが大きいので、平均値はあまり参考になりません。
千葉県のパートタイムのみの有効求人倍率は1.21倍
パートは倍率は出ていないのですが、有効求職数と有効求人数がありますので、割り算をして求めました。
総じて、パートのみの方が求人倍率は高くなっていますが、ばらつきは変わりないように思えます。(図2)
図1と比べても、似たようなグラフになっています。
図2
ハローワークごとの具体的な数字については、千葉キャリのサイトにトピックスとしてまとめています。
千葉県内13か所のハローワークごとの有効求人倍率(平成26年11月分)
千葉キャリとしては、倍率が高い地域にある企業の採用の支援と、
倍率が低い地域に住む求職者に求人を届けることを、もっと意識していかなくてはならないなぁと思います。