日本で一番大切にしたい会社
ある人に言われて、「日本で一番大切にしたい会社」を改めて読み返してみました。
きっかけは、ある人に、「うちの会社の経営理念がおかしいんじゃないか」
と指摘されたこと。
ちなみにうちの会社の経営理念は、
①地域社会の活性化に貢献する
-弊社のサービスを通じて、地域の人々に夢や生きがいを与える
-弊社のサービスを通じて、お客様(企業)の発展に貢献する
-企業成長を実践し、地域に元気を与える
②社員の夢の実現に貢献する
この②がおかしいんじゃないのという指摘をもらいました。
社員の夢が会社の外の世界にある場合、結局は辞めることになるわけだから、
経営とは相反するのではないかと。
利害が一致しない状態で、経営者として心の底から応援できるか?
というのは難しい質問ですね。
会社を退職後にやりたいことを実現して、関係が続いている人がいる一方、
そうでない人がいることも事実。
本人の辞め方の問題が大きいですが、その人の人生にどこまで関わるのか?
というのは、本人が望むかどうかが最優先なのかもしれません。
そうすると、たしかにこちらで決められるべきことでもないのかな。
なんてことを自問自答しながら、経営理念のお勉強という意味で読み返しました。
うちの話はさておき、改めていい本ですね。
人材紹介会社として多くの転職者に関わっている中で、響いたのは、
ある禅寺のお坊さんの話。
昔のブログにも書いたことがあると思うのだけど、
幸福とは次の4つ。
①人に愛されること
②人に褒められること
③人の役に立つこと
④人に必要とされること
そのうち、「②③④は働くことによって得られる」という話。
やはり、働くことって「生活のため」という理由だけであるべきでないと思います。
人材紹介会社として、「働く喜び」を感じることを推奨する会社で
ありたいなあと強く思いました。
この思いを経営理念として表現することも大事なのだろうな。