採用の失敗事例オンパレード
先日、営業の同行で社員数名の設備工事会社に訪問。
これまでの採用失敗事例をわんさか聞いてきました(笑)
事務職が急に辞めたので、派遣を利用したところ、ものすごくチャラチャラした仕事ができない人が来たと。
・請求書の宛名を3回間違えて、お客様から大クレーム。
・男性の多い職場なのに、大きく胸の空いた服を着てきて周りに変に気を使わせる。
・電話応対ではお客様に「うん、うん」と失礼な言葉遣いをする。
しばらくして辞めてもらい、次の派遣を雇ったそうだが、今度も変な子が来たと。
・パソコンは中級レベルですと言っていたのに、請求書作れない、年賀状も作れない。
・朝の掃除は「私はやりません!」と断固拒否
・辞表を持ってきたと思ったら、退職日まで日があるのに、次の日から来なくなった。
事務職以外でも採用失敗事例がわんさか。
・1級建築士を採用したら、図面の作成が1日1枚しかできなかった。
(既存の社員は1日7枚作成するらしい)
・入社後も前職の失業保険の給付を受けようと小細工をする。
・駅から徒歩で来るけど、バス代出してくださいと要求してくる。
などなど。
この1年本当に大変だったようです。
こんな話を聞いてびっくりしていたのが、同行していた新人営業マン。
「求職者の中にはこんな人がいるんですね」とショックを受けていました。
働くと言うことに関する考え方、捉え方が全く違うのでしょうね。
仕事に目的ややりがいを求めることが当たり前だと思っていると、理解しづらいかもしれません。
しかも、なぜそんな人を雇ってしまうのかがわからないのでしょう。
でも、これは現実。
中小企業にはこういった求職者が数多く応募してくるのです。
それを踏まえた上で、どうやって戦力となる社員を雇うか。
そこをしっかり考えサポートしていくことも当社の仕事ですね。
母集団の形成方法、そこからの選別方法などなど。
それにしても、これだけ採用の失敗が続くとさすがに疲れるだろうな。
どれほどの労力とコストを浪費したことか。
もう社員採用はしたくない!今のメンバーで何とかしよう。となるのも分かる気がします。
とはいえ、この壁を乗り越えないと企業発展はありません。
一緒に頑張っていきたいものです。