企画
「企画営業職」を募集しているせいか、「企画」をやりたいという学生や求職者に多く出会います。
私も昔そうでしたが、「企画」という言葉には何か楽しそうな雰囲気を感じる人は多いのではないでしょうか。
何となく、華やかで自分のアイディアが形になっていく楽しさのような雰囲気。
ここに勘違いしやすい落とし穴があるような気がします。
企画=施策や戦略を立てる
ことではなく、
企画=施策や戦略を遂行する
ことだから。
例えば、営業成績を上げるために様々な販売戦略を立てるというのは企画ですが、営業成績を上げるというゴールをやりきってこそ、初めて「企画」と呼べるのだと思います。
先日、企画営業職で会社に入社したのに、企画をさせてもらえないという理由で1か月で退職したという新卒(第二新卒?)と出会いましたが、まさに企画の意味を勘違いしていました。
何となく企画には責任がかからないように感じてしまうのかもしれませんね。
結果の出ない企画を立てる企画マンなぞ必要ない。
それが、企業でのルールなのですぞ。
とやさしく言ってあげたのですが、分かってくれただろうか?
と、ここに、学生の志望動機の上位に「やりたい仕事ができるかどうか」がランクインすることと共通点があるように感じました。
今の力でやりたいことをやるののではだめ。
やりたいことをやるには、まだまだ力が足りない。
そして、その足りない力とは何なのかを知り、それを身につけるため努力する。
それが仕事なのではないでしょうか。
そんなことを考えてみました。