想像力(創造力)は身につくもの
昨日の水野氏のインタビューでの気づきの続きです。
コミュニケーションの話に加えて、「なるほどな」と感心したのは、想像力(創造力)の話。
水野氏は、人の想像力(創造力)は後からついてくるものだといいます。
想像力(創造力)は一部の人間しか持っていないもの、天性のものだと言われることがよくあります。
僕も、「お前には想像力(創造力)がない」といって親に育てられたタイプです。
でも、水野氏のプロジェクトチームでは各メンバーが個人個人の創造性を発揮しているんですね。
その点に関するインタビューで、水野氏の考え方に共感しました。
水野氏は想像力(創造力)の究極の姿は恋愛だとおっしゃっています。
仕事の基本、想像力(創造力)の基本は恋愛なんだ、と。
異性や子供を好きになった時に、どんなことを想像するか。
例えば、雨が降ってきました。
彼女の帰りは今日は遅いと言っていたから、8時くらいになってしまうだろう。
そうするとずぶぬれになってしまうかもしれない。
今日は荷物があるから傘を持つのも大変だろうな。
だったら、8時前に車で駅に迎えに行ってあげよう。
恋愛関係であれば、これくらいの想像力はすぐにわきます。
この想像力がすべての基本になるわけですね。
恋愛は10人いれば9人はできます。(残りの1人にはなりたくないですね)
だから、想像力はついてくるというのです。
納得しました。
そして、恋愛におけるもう一つの定義。
それは、恋愛=「与えたいと思うこと」
恋愛=「手に入れたい」 ではないんですね。
「与える」という概念と「手に入れる」という概念はきっちり分ける必要がある。そこを強くおっしゃっていました。
想像力は「お客様にこんな夢を与えたい」、「彼女にこうしてあげたい」という気持ちの結果得られるもので、想像力を求めてはいけないということなのですね。
非常にわかりやすいと思います。
ですが、これを実践するのは結構難しい。
知らず知らずのうちに、手に入れよう、得ようとしている気がします。
恋愛で創造性を磨くことが重要ですね。
営業現場では、よくお客さんを好きになれと言いますが、こういった意味で恋愛感情までに発展できればすばらしいですね。
「好き」から「恋」に。
「手に入れたい」から「与えたい」に。
営業活動にも就職活動にも役立つ話です。
以前に、大学のキャリアセンターの先生が、恋人のいる学生の方が、就職が早く決まる確率が高いというデータがあると話していましたが、僕の中ではばっちりつながりました。
仕事の成果や創造性と「恋愛」は非常に強い関連があるということだと思います。
僕も自分の恋愛を見直す必要がありそうです。
手に入れることばかり求めているみたいです(笑)