読書で仕事イメージを作る
今、山崎豊子さんの「不毛地帯」にはまっています。
先週、まとめ買いし、現在4巻の途中。
週末に親戚の不幸で岡山まで帰ったのですが、新幹線の中でむさぼるようにして読んでいました。
職業軍人だった主人公が終戦後、商社で活躍するのですが、商社の仕事の厳しさや面白さがよくわかります。
スケールの大きな仕事をする一方で、その裏側での困難な折衝や根回し、情報収集など、自分が実際に職場にいるような感覚すら覚えます。
でも、この本を読んでいて一番強く感じるのは、自分は商社では働けないということ。
商社マンに求められる、どこでも生きていけるずぶとい神経やバイタリティ、商才、、、
僕にはないですね(笑)
商社で働いている大学の同級生を見ても、私とは性格が大きく違います。
実は、これでも新卒の時、商社をいくつか受けました。
当時はリクルーター制で、OBと会って、そこから次の選考に進んでいくのですが、僕は、OB訪問から先に進むことはできませんでした。
今考えると先に進めなかったのが当然です。
さすがにOB、僕が商社に向かないことは見抜いてくれていたのだなあと逆に感心してしまいました。
でも、この不毛地帯のような本を就職活動前に読んでいたら、もっと商社に対する意識や情熱が変わっていたかもしれません。
本に書いていることがすべてではありませんが、そこから仕事に対する夢やあこがれを持つことができますし、業界を変えたいというような情熱が生まれてくることもあります。
名著を読むことは就職・転職にも役立ちますし、自分の仕事の幅や人生の幅を広げるためにもとても役に立ちますね。