役割志向による組織診断
新しい適性検査を導入しました。
全社員に適性検査を受けてもらい、それぞれの役割志向や認知・思考スタイルによるパーソナリティを分析し、現在の組織編成がどうなっているかをチェックしているところです。
この適性検査によると役割志向は大きく3つのグループに分かれます。
・今の現状を打破していく「ゆらぎ」グループ
・こうすべきではないかと発展させていく「発展化」グループ
・今の仕組みを着実に回す「最適化」グループ
それぞれのグループの中でもう少し細分化されたタイプに分かれ、タイプが動物で示されます。ちなみに私はライオンでした。
この役割志向だけでも、組織の傾向が分析できます。
弊社の社員は約半数、そして、営業社員全員が「発展化」グループでした。次いで多かったのが「ゆらぎ」グループ。
「発展化」グループの社員が多いと、強みとして、勢いがあり実行が素早いという傾向が強いようです。営業主体の会社としては、なかなか良い採用ができているということですね。
一方、弱みとしては、仕事が雑になる、あれこれ手を出し拡散するという傾向があるとのことで、いろいろと思い当たります。
こうすべきではないかと自ら考えて動く「発展化」グループの人材が多いことはいいことですが、その他のグループの人材も組織には貴重。
例えば、「ゆらぎ」グループはこのままで良いのか問う人材で新しい発想が生まれやすい。彼らに疑問や課題を出してもらうことで、サービスや仕組みの改善が図れるわけです。発展させていくだけではイノベーションは起きませんからね。
一方で、「ゆらぎ」グループは、理念浸透や合意形成が難しく、組織不協和の可能性を持っているとのこと。これ、わかるなあ(笑)
だからこそ全体をまとめるリーダーの役割が重要ということです。
社員それぞれのパーソナリティを活かして、もっともっと強い組織にしたいですね。そのためには、自分自身が自分のパーソナリティを理解すること、また、お互いが相手のパーソナリティを理解することも重要です。しっかりフィードバックする機会を作りたいと思います。