ブラック企業を見極める力
先日、千葉キャリに転職相談に来た方が「今勤めている企業はブラック企業です」と言っていました。
まさにブラック企業
不動産賃貸の会社なのですが、1,2年ほど前までは
・何か失敗すると周りに見えないように足を蹴られる(入社当初はあざが残ったと)
・目標数字に到達していないと給与泥棒とののしられる
・支店の売上が悪いと公休日であっても休めない
といったことが日常茶飯事だったそうです。
今は、何がきっかけかわかりませんが、そういう行き過ぎた行為はなくなったそうですが。
こういう会社あるんですね。
もろにパワハラです。
これぞいわゆるブラック企業と言うやつですね。
ブラック企業の定義とは?
ブラック企業を語る時、労働時間や給与・待遇の面に焦点が当てられることが多くあります。
私は、ブラック企業かどうかを判断するのは自分自身であって、
何の目的でその会社に入ったのかが大事だと思っています。
ユニクロ=ブラック企業 などと周りが一般論的に叫ぶことはばかげていると思います。
業種や業界、職種といった特性や会社のステージによっては、非常に厳しい環境になっている会社もありますから。
重要なのは、それらはある程度事前に調べられることだし、ある程度想像することもできることだということです。
例えば、先物取引会社に入社して数か月で退職し、この会社はブラックでしたという相談を
受けることがありますが、「知らずに入ったのか!」ということなのです。
ぜひ業界や仕事内容を想像する力を身につけてほしいと思いますね。
ネットで調べるのもそうですが、キャリアカウンセラーに聞くなどすれば、
すぐに業界の特性は分かるものですから。
我々もセミナーなどでそういう情報を発信してあげたいなあと思います。
という風に考えているのですが、今回の場合は、そんなアドバイスも全くできず。
入社する前に足を蹴られる会社だとは思わないよなあ。
媒体としての責任
悲しいのは、この経験で、不動産会社の営業はもうやりたくないと思ってしまっていること。
「不動産会社でもいい会社は一杯あるんだよ」といってもなかなか興味を持ってくれません。
年齢的にも経験的にも転職活動は相当苦労しそうなので、異業種でも認めてもられる力をつけるか、
この会社でそれなりのポジションにつくくらいしか選択肢がないなあ。
本当に難しい選択です。。。
我々にできるのは、こういう会社の求人を取り扱わないということですね。
それこそ外から見極めるのは難しいのだけど、社長や幹部と会って話すことで感じるしかないなあ。
こういうブラック企業を見極める力を養うことは、人材会社の社員にとっては本当に重要な責務ですね。
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