千葉の仕事研究(企画営業/株式会社地域新聞社)
昨年行ったインターン企画「しごと密着ルポ」を就活生の仕事研究ブログ用に編集した第六弾!
今回取材したのは、広告・出版・新聞業の株式会社地域新聞社様。「ちいき新聞」を読んだことがある方も多いのではないでしょうか?
千葉県No.1から日本No.1フリーペーパーを目指します。
業種関わらず、お客様と親身に向き合える仕事に就きたいという矢野さんが、1日密着しました!
「人の役に立つ」という想いを胸に。厳しく楽しい仕事。
同社は、総発行部数約200万部、千葉県No.1の発行部数を誇るフリーペーパー「ちいき新聞」を発行しています。
約3万世帯ごとにエリアを分け、身近な地元感を失わないようにした「ちいき新聞」は、地元の情報で消費行動を活性化するという地域貢献にも繋がっています。
更に自分達の力で地元を活性化し、それを日本全体に広げていける可能性に「自分も仲間になって一緒に挑戦したい」と思ったことから入社を決意。5年目になる現在は、後輩もでき、坂下さんを頼りにしてくれるお客様も多数。
また、同社では社歴や役職に関わらず手を挙げた人に責任ある仕事を任せてもらえるチャンスが回ってくるそうです。
人のため、自分のために全力で頑張りたい人にとっては、とてもやりがい溢れる会社だと感じました。(矢野)
現場の最前線に立つ営業社員。毎日、進化中!
入社5年目、企画営業として活躍している坂下理沙さんに1日密着させていただきました!
支店の営業担当者が集まり、売上数字の管理や、情報共有などを行います。
一人ひとりに支給されているiPadを見ながらの会議では、売上以外のことも話し合われます。この日は、「残業時間について」。毎週の締め切り前は残業が多くなってしまいます。どのようにすれば、効率を上げて仕事を早く終わらせることができるのか? などの考えを発表。働きやすい環境作りを進めて行きます。
出発前のオフィスワークでは、本日訪問先の資料の確認やお客様対応などを行います。日中はほとんど外出しているので、会社にいないとできないタスクを処理する重要な時間!
赤いドア、緑のブラインドなど、キレイでオシャレなオフィスです。家にいるよりも長い時間を過ごすオフィスだから、居心地の良い空間にできるようこだわっています。
一人一台貸与されている社用車に荷物を積んで出発!エリアごとに営業担当が割り振られています。車で30分ほど移動したところが、坂下さんのエリアです。
坂下さんの所属する市原支社に限らず、同社の営業担当はみんな車で移動します。新卒入社の場合車に慣れていない人も多いので、安全運転ができるかどうかのテストを行い、無事合格すれば車移 動OK! 合格するまでは電車と自転車で頑張ります。
一社目は個人塾。次回発行する新聞に折り込むチラシを受取ります。
同時に、集金も行います。お金を回収するのも営業の仕事です。
二社目は飲食店のチェーン店。同社では、掲載記事を引き延ばし、ポスターにするというサービスを行っています。自分のお店に掲示してくれる方もいるくらい、喜ばれているサービスです。
お昼を食べたら三社目は不動産会社へ。次回掲載のプランや記事内容の打ち合わせを行います。前回の結果を元に、記事の内容や大きさを話し合います。お客様も坂下さんも真剣です。
お客様は、地元にある企業すべてです。ショッピングモール、レストラン、ラーメン屋さん、不動産屋さん、美容院さん、整骨・接骨院さん…。色んなお客様の色んなニーズに応えるために、広 告掲載費用も数千円~1,000万円を超えるものまでと、色々な提案ができます。
訪問が終わり時間に余裕がある時は、外回りを行います。町のすべての法人がお客様となるので、幅広い知識やコミュニケーション能力を身につける必要があります。
また、締め切り前はお客様からの電話がひっきりなしということも。その場合はカフェなどで仕事を行います。
会社に帰ったら、お客様と原稿をやり取り。また、お客様と打ち合わせた内容をデザイナーに伝えたりと大忙し。
お客様の想いが紙面上に掲載されるには、デザイナーの力が必要不可欠。「アットホームな社風を打ち出したい」「フォントは少し硬い感じで」など、お客様を一番理解している営業担当だからこそ伝えられる情報を的確に伝えます。
忙しくもやりがいのある一日が終了!お疲れ様でした。
矢野 広告・新聞業界の魅力を教えてください。
坂下さん 形のないものをお客様と一から作ることができるのが一番の魅力です。特に当社は、お客様を開拓し、自分の足でお客様のもとに伺い、課題を見つけ、一緒に考えていくという一連の流れを全て営業担当者が行います。その分結果が求められる仕事ですが、反響があった時、そしてお客様のお店の売上が上がった時などは非常に嬉しいです。
あとは、私は入社して5年なのですが、数年前にお手伝いしたお客様が私宛にご連絡をくれた時はやっぱり嬉しいですね。
矢野 志望動機を教えてください。
坂下さん 元々、人と話すことが好きだったので営業職を希望していました。大学では社会福祉を勉強していたので、福祉の仕事も視野に入れつつ、業界を絞らず幅広く企業研究を行っていました。その中で、「人の役に立つ」という当社の経営理念に、直感で良いと感じ、ビビッと来るものがあったんです。
また、説明会には社員の人がたくさんいて、生の声を聞いて判断してほしいという会社のスタイルから、ほかの会社にはないものを感じたんです。「接した先輩のようになりたい!一緒に働きたい!」という思いが強くなり、当社を志望しました。
矢野 学生時代はどんなことをされていましたか?また、学生にアドバイスをお願いします。
坂下さん 学生時代はとにかく遊んでいました。(笑)通っていたのは女子大だったのですが、インターカレッジの野球サークルでマネージャーをしていましたし、アルバイトは飲食店のホールスタッフを週3くらい行って、汗を流しつつ、毎日をひたすら楽しんでいましたね。でも、今思い返すと、本当に良い経験だったと思います。
学生時代に学んだコミュニケーションや、後輩への接し方などは、毎日の仕事に活かせています。そして、社会人としての心得は、社会に出てから学んでいくことが出来ていますので、学生のうちはそんなに気負う必要はないと思いますよ。
インターンの矢野さんと密着した坂下さんのインタビューの様子もご覧ください!
今回のインターンシップでは、同社で働く魅力を感じたとともに、営業職について持っていたイメージに変化がありました。
まず、同社で働く上で魅力だと感じたことは2つあります。
1つ目は幅広い業種の方々と出会い、接点を持てるということです。私が今回、坂下さんに密着していたのはたった一日ですが、その中で複数の会社に訪問し、お客様と打ち合わせなどを行っていました。多くのお客様と出会い、コミュニケーションをとることで、自分の知らなかった知識を深めることができ、自分自身を成長させることができるのではないかと感じました。
次に、お客様の要望や悩みを一緒に解決していけることです。坂下さんが、新聞・広告業界の魅力で語ってくれたように、広告を作るにあたって、お客様が抱いている要望を聞き、それを一から形にしていくということが非常に面白いと思います。一緒にお店の成長を考え、提案していくことは、社会貢献にも繋がるのではないかと思いました。
そして、「営業職」のイメージについて。私は、正直、「営業」=「大変」「辛い」「ノルマに追われる」というあまりよくないイメージを抱いていました。しかし密着取材を通して、お客様とコミュニケーションをとることの楽しさや、その中で信頼関係を作っていくこと、そして自己の成長に繋がるものであることが分かり、自分の努力次第では、非常に面白くて楽しい仕事なのだなと感じました。
また、中小企業の良い点にも気づくことができました。人数が少ないからこそ仕事内容は多くなるが、やりたいことができ、自分の様々な経験が増えるし、自分の意見を会社に反映させることができる可能性も高いことがわかりました。
今回のインターンシップは、とても価値あるものとなりました。今後にぜひ活かしていきたいと思います。(矢野 成美)
株式会社地域新聞社
業種 | 広告・出版・新聞 |
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事業内容 | 「ちいき新聞」発行事業/チラシ折込事業/販売促進総合支援事業 |
本社所在地 | 千葉県船橋市湊町1丁目1-1 朝日生命船橋湊町ビル5階 |
資本金 | 2億311万2,500円 |
従業員数 | 230名(2013年9月現在) |
募集求人 | 企画営業※2016年卒学生向け |
会社HP | http://www.chiikinews.co.jp/ |