実は、勘違い!!! 転職でありがちな間違い。
転職サイトDODAを運営するインテリジェンスが行った調査が面白かったのでご紹介します。
この調査は、DODAにて転職希望者へのカウンセリングを行う「キャリアコンサルタント」、
企業向けの採用支援を行う「リクルーティングアドバイザー」
約300人に対して行ったものだそうです。
資格やスキルを身につければ有利になる
転職支援に関わる人が感じている転職者にありがちな思い込みとして
1位は「資格やスキルを身につければ有利になる」とのことでした。
確かに資格の問題は勘違いしやすいもの。
あるにこしたことはないですが、あってもそれだけでは役に立たなかったりします。
今や司法試験に受かってもそれだけでは飯を食えない時代です。
イソ弁(居候弁護士)に加え、ノキ弁(軒先弁護士)、ノラ弁(野良犬弁護士)
なる言葉もあるそうですから。
スキルに関して言うと、経理職に関して恐ろしい話を聞いたことがあります。
経理業務のアウトソーシングもいまや東南アジアに出すことができると。
領収書や帳票の入力に日本人の社員やアルバイトを使うことはないそうなのです。
スキャンして東南アジアの会社に送れば、先方のスタッフが経理ソフトに入力し、
翌日には完ぺきな仕訳帳がでてくると。
この作業をやってくれる現地の女性事務スタッフ(母国語と日本語のバイリンガル)
の月給はなんと1万円とも聞きました。
ブルーカラーの仕事だけでなく、ホワイトカラーの仕事も海外移転する時代。
誰にでもできる仕事ではなく、自分にしかできない仕事を増やしていかないと
本当の安定は得られないということを認識する必要がありますね。
質問の意図と違うことを話す
面接で失敗する理由(1次面接、最終面接)の
1位は「質問の意図と違うことを話す」でした。
これぞまさにコミュニケーション能力。
ビジネスにおけるコミュニケーション能力とは「聞く力」
相手の話の本質を理解する力です。
やはり、面接の基本はコミュニケーション能力だということですね。
ビジネスパーソンとして高いレベルの仕事をするには当たり前のことですが、
コミュニケーション能力のブラッシュアップは常に必要と言うことです。
どうしても入社したいと言う意欲を感じない
2次選考で不採用となる理由の1位だそうです。
面接において熱意を伝えると言うのもとても大事なポイントです。
先日、ある企業様に人材を紹介したところ、
「いい人材なのですが、熱意が感じられないので、本気なのであれば、
もう一度1次面接からやり直してほしい」
という依頼がありました。
結局その方は、選考やり直しの上、最終選考で不採用になってしまったのですが、
人事の中では最後まで「熱意」が引っかかっていたようです。
一度ついてしまったイメージを払しょくするのはとても難しいこと。
誤解を与えないようにうまくアピールするスキルは必要ですね。
などなど、非常に面白いアンケートだったので、ご参考に。