新入社員のフレッシュさ2
千葉キャリでは、今日も4社8名で合同新入社員研修を行っています。
フレッシュな新入社員に触れるのは本当に面白いし、勉強になりますね。
今日は、彼らの視点に勉強させられました。
研修の冒頭で
「今日の日経新聞を読んで感想を発表する」
というセッションがあったのですが、
意外な記事をピックアップしたり、発表の視点が面白かったり。
ある食品メーカーの研究職の女性が、STAP細胞の記事について発表しました。
このニュースに関しては、様々な捉え方がありますが、
彼女の発表は「リーダーとしての年齢」がテーマでした。
初めてSTAP細胞のニュースを聞いた時は、
「研究職として30歳でユニットリーダーを務めることに憧れを感じた」
そうですが、今となっては、
「30歳で研究チームのリーダーは不可能だなと思うようになった」
そうです。
ドクターで卒業するとすでに27歳。
わずか3年でリーダーを任されることがあり得るのかと。
今回の理研の対応を見ると、全く上の人は出てこず、すべての責任を負わされている
印象があるので、研究チームのリーダーとはここまで厳しいんだと感じたようです。
自分自身が3年後にそのようなリーダーを務めるイメージが全くつかないと話していました。
私はこのニュースをこれから研究職につく女性研究者の視点で考えたことはなかったなあ。
「30歳でユニットリーダーは適切か?」
彼女にとっては自分のキャリアビジョンに関わる重要なニュースなんですね。
STAP細胞は存在するのかどうかというのが本来のテーマなのではないかと
マスコミの報道の仕方に疑問を感じる程度でしたが、
もう少し幅広くニュースを捉えることも大切だなあ。
キャリアや人材育成に関わる仕事をしている以上、視野の広さ、視点の柔軟性を
持つ必要があることを改めて感じました。
また、他の土木会社に勤める新入社員は生コンの価格上昇の記事について発表していました。
中小の土木会社には珍しく、新聞を読むことが社長から指示されているようで、
経済情報と自社の仕事をしっかりとつなげているのに感心です。
また、同じ会社の別の社員は、ガソリンの値上げの記事を取り上げ、
トラックや重機のエンジンを細かく切ることを意識したいとの話でした。
皆さん、いい採用しているなあ。
会社の売上、経費について関心を持つ新入社員なんてすばらしい!
ということで、今日も午後の研修サポートがんばろう。