ドラマ『校閲ガール』から学ぶ!仕事選びに大切なのは、適性?やりたいこと?
この秋のドラマ、日本テレビで放映中の『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』。
見てますか?
ファッション誌の編集者に強い憧れを抱く、石原さとみさん演じる河野悦子が、
なぜか校閲部に採用され、その奮闘ぶりがとっても話題になっていますね。
毎回石原さとみさんが着ているファッションは、放送日の翌日には即完売、
なんていう話題もあって、注目度の高いドラマのようです。
さて、今回はそんな話題のドラマから、
仕事選びに大切なのは適性なのか、
それともやりたいことを優先すべきか
ということについて考えてみたいと思います。
「自分の適性って?」
就職試験では、適性検査を実施している企業もたくさんあります。
本人でも分からない隠れた性格や価値観を知ることができるので、
人材を選ぶ側としては、とても有効な手段の一つ。
ドラマでは、上司の岸谷五郎さんが“気になることはとことん調べる”彼女に適性を見出し、
採用が決まったわけです。
まず自分の適性を知るには、就職活動で耳が痛くなるほど言われた「自己分析」が大事。
これまでどんなことを経験してきたのか、何が得意か、自分ってどんな人間なのか…。
過去の自分と向き合い、そしてなりたい自分に近づくために、どうしたらいいのかを考える必要があります。
とても根気のいる作業ですが、自分を知る上でとっても大切なこと。
子どもの頃になりたかった職業や、どうして夢が変わってしまったのか、
一つひとつ過去の自分と向き合ってみましょう。
「やっぱりやりたい仕事に就きたい!」
適性と自分のやりたいことが同じ!というのが本当は一番うれしいですが、
なかなかそううまくはいきません。
憧れと現実は違うし、やりたいという想いばかり膨らんでも、
実際はそう簡単に憧れの仕事に就けるわけではありません。
ドラマの主人公、河野悦子も7度目でようやく採用。
しかも、配属はファッション誌の編集部ではなく、校閲部。
夢を叶えるのに、道は平たんではないようです。
そうした中、「自分にできること」を明確にすることが大切なのではないでしょうか。
まずは、やりたい職業の仕事内容を調べ、その中で自分にできることを見つけてみる。
夢への第一歩は、まさにそうしたところから始まるのだと思います。
できることとできないことが明確になれば、
できないことをできるようにするにはどうすればよいのか、考えてみましょう。
「資格を取る」「アルバイトで経験を積む」「未経験でも学べる環境に身を置く」
そうやって、どんどん選択肢が広がっていきますね。
「何がしたいのか、分からない…」
やりたいことが何なのか分からない!
そんな方もいらっしゃるでしょう。
そんな方にオススメなのが、まず自分の“好き”を突き詰めてみるということ。
子どもの頃に夢中になれたこと、趣味、得意なこと、人から褒められたこと――
家族や友人に客観的な意見を求めてみる、というのもありだと思います。
仕事選びに、適性もやりたいこともどちらも大切にしたいですが、
まずは、
やりたいこととやれること、
そして、できることとできないこと。
これを明確にしていくことで、自ずと進む道も見えてくるはずです。
ドラマもいよいよ終盤。
石原さとみさんは、無事に夢を叶えて、ファッション誌の編集者としてジョブチェンジできるのでしょうか。