求人難で倒産
今日の日経新聞に
1980年代末のバブル経済がもたらした「人手不足倒産」の再来
という記事が出ていました。
という記事が出ていました。
東京商工リサーチによると(写真は帝国データバンクですが。。。)
今年1~7月には、人が集まらないことを原因とする「求人難」型の倒産が15件発生。
前年同期の4件から急増したそうです。
人件費の上昇が影響した倒産も4件から11件に倍増。
「事業は好調なのに、人手不足の影響で倒産する企業が
今後増える可能性がある」とのことです。
確かに地元の企業を回っていると、人材難で事業が行き詰ってきている
感のある企業も少なくありません。
先日は、ある会社で鋼材の加工や取付け業務を行ういわゆる鉄骨工が
全く採れないという話を聞きました。
HWや新聞折り込みを使っても全く反応がないと。
全く採れないという話を聞きました。
HWや新聞折り込みを使っても全く反応がないと。
求人市場が上向いてきているので、反響が鈍くなっているのは仕方ないのですが、
景気のせいにするだけではだめですね。
これまで現場系の職種に応募してきていた層がどこに行ったのか?
同業他社に流れているのか?
その辺をしっかり調べて仮説を立てないと手が打てません。
とはいえ、仮説をたてたからと言って、有効策が打てるとも限りません。
それでも事業を継続するためには、採用はしなくてはなりません。
独自で事業を継続するのか、廃業するのか、事業売却するのか。
経営戦略を間違えると、あっという間にそんな選択を迫られることになります。
先手先手で正しい戦略を選ばないといけませんね。
企業とは「環境適応業」。
環境が変わる中で、自社も変わっていかなければ、手遅れになります。
「採用活動」は経営戦略の中でとても重要な役割を担いますが、
今の環境をみるとその重要度はどんどん増しているように思います。
これまでのように目先の人員を補充する欠員補充型の採用では通じません。
給与や待遇の変化も含めて、環境変化に合わせた長期的な採用戦略を
急いで立てることが大切ですね。
ちなみに、弊社では遅ればせながら、来年の新卒採用向けの企画をせっせと練っています。
景気がよくなってきたから中小企業で働くことに目を向けない。
というのは間違っています。
こんな時だからこそ、安易な大手安定志向ではなく、
会社を見極めた就職活動を行ってほしいものです。
中小企業がしっかりと人財を採用できる環境をつくるために頑張らねば!と
決意を強くする日々です。
決意を強くする日々です。