中小企業社長との座談会を実施しました。就活生からの4つの質問。
先週末に2015年の就活生向けに、中小企業経営者との座談会を実施しました。
学生における大手志向は高まっているものの、
「地元の中小企業で働きたい!」
と考える地元志向の学生も増えています。
「地元の中小企業で働きたい!」
と考える地元志向の学生も増えています。
そんな地元志向の学生に「中小企業で働くこと」を
もっと意識してもらいたいというのが開催のきっかけです。
もっと意識してもらいたいというのが開催のきっかけです。
今回、参加いただいた経営者は、ヤブサキ産業株式会社の薮嵜社長。
10数店舗のSSを軸に、整備、鈑金、レンタカーなど、
トータルカーライフを提供している会社です。
トータルカーライフを提供している会社です。
これまでは中途採用メインで採用を行ってきましたが、今年から新卒採用を
本格的に開始することとなり、今回、参加いただきました。
本格的に開始することとなり、今回、参加いただきました。
中小企業というのは、「社長」がカギ。
「社長」の考え方で会社の方針や社風が決まるわけですし、
「社長」と近い距離で働けるというのが魅力でもあるはずです。
ですから、地元の企業での就職を考えるのであれば、
中小企業の「社長」がどのような存在なのか
を知ることが大事なのです。
中小企業の「社長」がどのような存在なのか
を知ることが大事なのです。
座談会には10名以上が参加する予定でしたが、インフルエンザが流行っていること、
会社説明会と日程がかぶったこともあり、残念ながら最終的には4名の参加となりました。
少人数だったことでとても密度の濃い座談会ができました。
「何のために働くのか」
「中小企業で働く魅力と厳しさとは」
をテーマに、経営者二人と千葉キャリ社員、学生4人で1時間近く議論しました。
「中小企業で働く魅力と厳しさとは」
をテーマに、経営者二人と千葉キャリ社員、学生4人で1時間近く議論しました。
経営者との座談会に参加するくらいですから、参加メンバーの意識は非常に高かったですね。
就活をどのように捉えているのか聞いてみたところ、
2名は「早く働きたい!」と感じているようで思った以上に前向きでした。
2名は「早く働きたい!」と感じているようで思った以上に前向きでした。
アルバイト経験などで成功体験を得ていると
「働く」ことを前向きにとらえやすいのかもしれませんね。
「働く」ことを前向きにとらえやすいのかもしれませんね。
一人は、ドコモショップでアルバイトをし、リピーターや固定客を得るなど、
社会人さながらの働きぶりをしているようで、社会に出ることに全く違和感はないようです。
アルバイト経験はありふれているので、なかなかアピールポイントにしづらいものですが、
他のメンバーと違った経験、突出した経験をしているとそれも自己PRにつながりますね。
と、大変充実し、面白かった座談会。
いろいろと議論した中から、学生から出た質問のうち、参考になりそうな4つをご紹介します。
いろいろと議論した中から、学生から出た質問のうち、参考になりそうな4つをご紹介します。
1.就活対策のビジネスゲームで相手に裏切られるという経験をしたのだけど、現実にそのようなことはあるのか?
ありますね~。
社会と言うのは理不尽な世界なのです(笑)
ただ、その原因がどこにあるかをしっかり見つけることが大事です。
裏切られる=相手が悪いと思ってしまうものですが、自分にも非があるもの。
それを客観視し、次につなげることが必要なのです。
人と人との人間関係はお互いが創り出すものなので、相手の行動は
自分の発信した情報や態度に反応したものであることが少なくありません。
驕った態度はなかったか、相手を大事にしていたかなど
振返るべきポイントがいくつもあるのです。
ちょっと変わった質問でしたが、なかなか面白い議論ができました。
営業職として活躍をしていくためには、このことを
乗り越えるべき時期がくるはず。
その時に少しでも参考になればうれしく思います。
営業職として活躍をしていくためには、このことを
乗り越えるべき時期がくるはず。
その時に少しでも参考になればうれしく思います。
2.営業のノルマってきついんですか?
営業職に対する抵抗の一つが「ノルマ」でしょう。
これは様々な捉え方がありますが、弊社でもヤブサキ産業様でも
「ノルマ」はないけど「目標」はあるという返答でした。
「ノルマ」はないけど「目標」はあるという返答でした。
ノルマと言うのは強制労働のように一方的に与えられるもの。
目標とはそうではありません。
この差が大きいのです。
例えば、甲子園を目指しているチームにおいて、素振り100回やろう!というのは、
ノルマではなく目標達成のための練習になるはず。
ノルマではなく目標達成のための練習になるはず。
企業においても、
会社の目標が共有できて、
それに基づき個人の目標が設定できていれば、
会社の目標が共有できて、
それに基づき個人の目標が設定できていれば、
「ノルマ」という意識にはならないのです。
皆で一致団結して目標達成するというのは人が幸せを感じやすい一つのシチュエーション。
そう思える目標であり、仲間であることが大事なのです。
会社のビジョンや目標が共有できていて、それにコミットした社員が集まっている会社
を選べば、「ノルマ」という概念はなくなると思いますよ。
を選べば、「ノルマ」という概念はなくなると思いますよ。
3.伸びている中小企業はどうやって調べればいい?
これは難しい質問です。
売上が伸びている、利益が出ているというのは大事な要素ですが、
それは表面的なものでしかないかもしれません。
中小企業が伸びるかどうかというのは、やはり、社長で決まると思います。
「社長がどのようなビジョンや考え方を持っているのか」
「社員に対してリーダーシップを発揮しているのか」
「社員に対してリーダーシップを発揮しているのか」
といった点がポイントになりますね。
企て(くわだて)の大きな会社は大企業になり、企ての小さな会社は小企業にしかなりません。
会社説明会で、社長やそこで働いている社員の話を聞き、
ワクワクする将来ビジョンに共感できるかどうか、
会社説明会で、社長やそこで働いている社員の話を聞き、
ワクワクする将来ビジョンに共感できるかどうか、
また、それを判断をする力を身につけていくことが大事ですね。
4.ブラック企業の見極め方
やっぱり出ましたこの質問。
まず、ブラック企業かどうかは一般論で話しても仕方がないと思います。
自分にとってどうか?ですよね。
それを判断するためには、
自分の考える理想の働き方、キャリアの築き方をしっかり持つこと
が大事だと思います。
自分の考える理想の働き方、キャリアの築き方をしっかり持つこと
が大事だと思います。
もちろん、労働条件や法律違反を犯している会社は論外ですが、
目標設定のきつい会社、期待値の大きい会社など、
人によってはブラックでも、本人にとってはブラックでないということはよくある話。
自分自身で判断するしかありません。
人によってはブラックでも、本人にとってはブラックでないということはよくある話。
自分自身で判断するしかありません。
とはいえ、業界の特徴や仕事の仕方などは、事前にしっかり情報収集しておくことが大事です。
飛び込み営業が基本の会社に入社して、
飛び込み営業をさせるのはブラックだと言っても後の祭り。
冗談のようですが、そんなこともよくあるのです。(会社が嘘をついていたら別ですが)
飛び込み営業をさせるのはブラックだと言っても後の祭り。
冗談のようですが、そんなこともよくあるのです。(会社が嘘をついていたら別ですが)
できる限りOBやOGと会ったり、その会社で働く先輩社員の話を聞く
というきっかけをつくることが大事ですね。
今回参加していた学生の一人は、説明会の後、必ず個別に質問をしに行って、
自分の中で違和感がないかどうかを確認していると話していました。
自分の中で違和感がないかどうかを確認していると話していました。
非常に良い活動だと思います。
終了後のアンケートでは、
「様々なことを本音で聞けて、自分自身を整理するきっかけになった」
「このような場に自分で参加したこと、発言ができたことが自信になった」
と、上々の評価でした。
3月にまた開催したいと思います。