やってみればいいじゃん
昨日は千葉のIT会社の社長と地方メディアの営業担当者と飲みました。
この社長は、僕もずいぶんお世話になっていて尊敬する社長です。
とにかくパワフル。
修羅場を何度もくぐりぬけているので、ある種の悟りのような感覚も持っています。
そんな社長の口癖は
「なんでやらないの?」
「やってみればいいじゃん」
ものすごく、ポジティブで楽観主義に聞こえますが、筋が通っています。
何をしたいのかという意思確認をして、それができていないと思うなら、できるように行動しろよ!
というメッセージを送る。
とても単純なのですが、自分の行動や生き方を突き詰めて考えていないと、この質問は受ける方には結構痛いのです。
昨日は営業担当者もその質問の餌食に。
「会社の中でどんなポジションになりたいの?」
「それができない理由は何?」
「じゃあ、○○してみればいんじゃない?」
「そう思っているんだったら、なんでやらないの?」
「やってみればいいじゃん」
と、こんな会話が続きます。
非常に軽く聞こえますが、本人にとっては深い質問なんですね。
本人の意思を確認して、なぜやらないのか?を詰める。
非常にシンプルですが、言い訳は一切通用しません。
この社長にかかると就職活動で悩んでいる学生もバッサリ。
想定される会話はこんな感じです。
社長:「どんな業界に行きたいの?」
学生:「○○業界です。」
社長:「いいじゃん。で、どうなの?」
学生:「20社受けたんですけど、だめでした?」
社長:「20社しかないの?」
学生:「いや、まだあると思うんですけど。。。」
社長:「なんで受けないの?」
学生:「地方になってしまうんで?」
社長:「なんで地方はだめなの?○○業界がいいんじゃないの?」
学生:「そうなんですけど、東京にこだわりもあって。」
社長:「じゃあ、東京の会社もっと探せばいいじゃん。」
学生:「就職サイトにはなかなかなくて。」
社長:「企業HPとか探したの?」
学生:「いえ。」
社長:「なんで探さないの?探せばいいじゃん。」
学生:「採用やっているかわからないんで。」
社長:「電話して聞いてみればいいじゃん?なんでやらないの?」
学生:「電話していいんですか?」
社長:「○○業界に行きたいと思っているんでしょ。そんなのやればいいじゃん」
軽い感じですが、矢継ぎ早にすごいスピードで質問される光景が目に浮かびます。
自分の意志を確認するには、この質問がとても役立ちます。
要は、本気で考えているの?ということです。
1日1日を全力投球で生きている人には言い訳は通用しないのです。
そんな生き方に触れることはとても大事。
人生で迷っていることがある人は、こういう人と接する機会を持てるといいかもしれません。
自分を見つめ直すいいチャンスになります。そして、頑張る勇気がわいてきます。
そして、自分自身で、自問自答できるようになると、もっと強い意志が確立されます。