オセロの角
先日、ある会社で部長職に求める役割の話になりました。
部長職、特に営業部門の部長職に求めるのは、ある種の経営的判断。
それができる人材が少ないという話です。
例えば、仕事の中には、それ単体では利益が薄かったり、赤字になったとしても、その仕事を取ることによって、取引先が増えたり、別の仕事を巻き込むことで利益につながることがあります。
また、取引先の規模によってはその後の取引量が増えることが見越せることもあります。
そんな時に、単純に粗利確保の視点ではなく、長期的な経営的な視点でその仕事を受けるかどうかを判断するというのが経営的な視点ということです。
面白い例えがありました。
オセロの角に位置する商談を見極めろと。
その角の商談を成功させることによって、一気に白黒が入れ替わる。
盤の中央で白黒のせめぎ合いを行うことももちろん大事ですが、部長職は角を落とすようなことがあってはならないわけです。
この角となる商談を見つけ、角を取ると言うのが経営的な視点ということですね。
なるほどうまい例えだなあと思いました。
確かにオセロの角に該当する商談ってありますよね。
それを見極められる部長職がいれば心強い。
そんな部長職を育てる環境をつくりたいなあということで意気投合しました。