スピリッツマニュアル
企業にはいろいろな社訓や経営理念がありますが、それを浸透させるのはとても難しいことです。
そんな社訓が浸透している会社の一つとして、リクルートという会社があります。
(以下R社。親しみをこめて(?)こう呼ぶ人が多いようです)
最近、それを改めて感じることがありました。
それは、以下のブログ。
人材サービス会社パフの社長のブログ、「釘さん日記」 。
このブログの反響がすごいようです。
同社と全く関係のない僕のところにも伝わってくるくらいですから。
ブログの内容については賛否両論があるようですが、僕はR社のOBや現役世代が、R社のあるべき姿、あってほしい姿について、想いをぶつけ合えること自体に純粋に凄さを感じました。
社員一人一人が在職中に「この会社をどうしていきたいか」と言うことに対して本気になって考えるという文化が根付いているということだと思います。
R社の創業時の社訓は、
「自ら機会を創りだし、機会によって自らを変えよ」
だと聞きました。
ブログの内容も、コメントもこの社訓が根底にあるというのが何となく伝わってきます。
ここに社訓の深い浸透度を感じたのです。
(今はその文化が廃れているということですが)
僕が以前にいた会社には、スピリッツマニュアルというのがあったのですが、このブログを読んで、それを思い出しました。
社員全員で会社をどのようにしていこうかという理念について創業者の熱い思いが詰まっていたマニュアルですが、その中で、一番気に入っていたフレーズ。
「会社は社員である我々にとって、家庭であり、道場であり、城であると共に遊園地にもしよう」
転職する前に、スピリッツマニュアルを何度も何度も読み、こんな会社で働きたいと胸を熱くしたのを覚えています。
言葉を聞くだけで熱く燃えるということがあると思います。
言葉に詰まった想いが心に響く。
当社にも理念はありますが、まだまだ浸透していませんね。
理念が心に響くような熱い会社にしていきたいと強く感じました。