ビッグデータで就職相談??
今朝の日経新聞に求人サイトでのビッグデータの活用の記事が出ていました。
リクナビでは、学生一人一人に合う企業を割り出し、日替わりで紹介しているそうです。
学生の住所や大学、志望企業に加え、リクナビでの検索履歴などを蓄積。
過去2年間にリクナビを利用した100万人超の学生と数万社の膨大なデータを加味し、学生本人が気付かない「掘り出し物企業」を見つけ出すとありました。
莫大なデータを分析した結果、あなたと同じような志向の持ち主はこんな企業にも応募していますよ!というリコメンドをするわけですね。
アマゾンの本の推薦みたいでどうかと思いましたが、学生のエントリー数は1年前より3割増えているというのだから、すごい効果です。
僕はあまのじゃくだから、そんなリコメンドされたら反発してしまいそう。
あなたのような人はこんな会社を受けてみなさいとコンピュータに言われたらいらっとするなあ(笑)
検索履歴だけではつかみきれないその人の個性や志向を引き出してあげて、自分で就職活動の幅を広げさせてあげたいと思うのは、古いアナログ人間なのだろうか。
データに基づいて企業紹介を行うよりも、対面で話し、その人の内面を見ることのできるキャリアカウンセラーや就職アドバイザーはもっと大きな役割を果たせると思うのだけど。
でも、将棋でもパソコンが人間に勝つ時代だから、検索結果から、自分の気付いていない個性や志向まで指摘される時代が来るのかもしれない。
ひょっとしてパソコンにキャリアカウンセリングを受ける時代が来るのだろうか。
こわっ。
とはいえ、サイトの検索サービスは向上させていかないといけないなあとも痛感。
検索によるリコメンドで視野が広がる可能性があることも事実。
もっとユーザビリティを高める工夫をせねば!