マーケッターのカモ
先日ツイッターでつぶやいたのですが、出場予定だったかすみがうらマラソンが震災の影響で中止になりました。
参加料金が義援金として赤十字に寄付されたわけですが、それに伴いマラソン収支が送られてきました。
収支を見て、改めてマラソン大会にはものすごく大きなお金が動いていることを感じました。
■収入
参加料:約1億2000万円(参加者26241人)
協賛金:1735万円
補助金:1800万円
繰越金:270万円
ということで、収入は約1億5700万円
■支出
広告:630万円
エントリー業務委託:2700万円
参加賞作成費:2300万円(Tシャツ・ポーチ)
ボランティアジャンパー:976万円(4500人)
郵送料:1400万円
会場・コース設営準備:1200万円
招待選手事務費 :42万円
繰越金:270万円
と支出は約9500万円。
差額の約6000万円が義援金となったようです。
ぜひ役に立ってほしいですね。
今回のマラソン大会ですが、26000人も申し込んでいる事に驚きましたし、掛け算したらすぐに分かるのことですが、参加料だけで1億円を超えるお金が動いていることにも驚きました。
それはさておき、アナログな活動であるマラソンですが、WEBの果たす役割が本当に大きいですね。
ランネットやスポーツエントリーで申込み、WEBで決済すれば申し込みは終わり。
マラソンに参加すれば、オールスポーツが何枚も写真を撮ってくれ、終了後にWEBで見て、気に入ったものがあれば、WEBで購入。
マラソン終了後(前)はツイッターやブログで情報共有やネットワークづくり。
写真販売の仕組みなんてとんでもなくデータが重いだろうから、サービスの完成像が浮かんでいないと、サーバ対策などできなかったのではないかと素人ながらに考えてしまいます。そういう点では、マラソン関連サービスの全体像を描いていた人には本当に敬意を表します。
それにしても、AIDMA理論ならぬAISAS理論の流れに完全に乗っている自分が恐い。
千葉キャリの営業基礎研修ではマーケティングの大切な考え方としてAIDMA理論
attention→interest→desire→memory→action
を勉強しますが、最近はAISAS理論が主流になりつつあります。
attention→interest→search→action→share
マラソン大会に興味を持ち、ネットで調べ、スポーツエントリーで申込み、結果や感想をツイッターでシェアする。
まさにこの流れに乗っています。
これではマーケッターにとってはカモですね(笑)
案の定、ガーミン(GPS付き時計)やパワーバランス(バランスがよくなるというブレスレット)など、マラソンを楽しむための様々なグッズをいつの間にか買っています。
しかも全部WEBで。
マラソンはシャツとパンツと靴があれば走れる、お金のかからないスポーツだと言ったのは誰だ?(笑)
ついでに言うと、マラソンは健康のためと言われますが、医者からは止めなさいと言われます。アスファルトの上を長距離走るのは、年をとってから、足首やひざに来るから、ほどほどがいいとのこと。フルマラソンなど持っての他。
じゃあ、何のために走るんだ(笑)