リレーションシップ
営業では日々の活動の中でお客様とのリレーションシップを築いていくことがとても大事です。
リレーションシップを築く一つの方法として飲みに行くということがあります。
先日訪問したある会社では、お客様が開く忘年会、新年会に参加するのがこれまでの営業活動の流れだったそうです。
しかし、ここ数年、若手の営業担当者が参加をとても嫌がると社長が嘆いていました。
確かに強要できるものではないので、本人が行きたくないと言えばそれまで。
とはいえ、お客様とのリレーションシップ構築を考えると参加してほしいもの。
思いのほか難しい問題のようです。
お客様とのリレーションシップを構築するためには、通常の営業活動の範疇を超えたコミュニケーションがとても有効です。
お客様の商売に役立つ情報を提供したり、別の会社とのマッチングをしてあげたり、お礼状や年賀状などのコミュニケーションをしたり。
そして、その一つに飲みに行くということがあります。
お客様と飲みに行くことがいいとか悪いとかは別にして、営業担当者として、お客様とどのようなリレーションシップを構築していくかという理想像を持っておきたいですよね。
その社長が言っていたのは、「飲みに行かないならいかないでいい。でも、それではこの業界ではなかなか上にはあがれない」
ということ。
お客様とのつながりの中で新しい仕事をもらうという特徴上、これから先長く働くのであれば、今のお客様とより深い関係を築いていく必要がある。
そのためには、お客様の懐に飛び込んで深いリレーションシップを築くことが欠かせないということなのです。
業界の地域の特性によって違うでしょうが、相手の土俵に乗るということが大切になってくるのでしょうね。
僕は保険会社にいたころ、高知県に転勤で2年ほどいましたが、お酒なしではお客様とお付き合いのできない地域でした。
おかげで日本酒のおいしさを知り、1年で8キロ太りました(笑)
今では懐かしい笑い話ですが、20代半ばの当時はお客様と飲みに行くのが嫌だったなあ。
だから、彼らの気持ちが分からなくはない。
でも、単純にお客様との忘年会を一緒に楽しく過ごせるようになれば、仕事の面白さが増えることは間違いないでしょうね。
仕事は仕事、プライベートはプライベートでは、せっかくの営業職の楽しさが減ってしまうように思います。
これも年をとってきた表れなのだろうか。。。
そんな営業はもう古いと言われそうですが、営業とは結局人対人。
古いも新しいもないように思う今日この頃です。