レベルの高い新卒
先日行った内定者研修。
その参加企業に状況報告に行ってきました。
そこでびっくりしたのは、参加した内定者から、社長は何も言っていないのに、参加のレポートが提出されていたこと。
できる子というのは学生の間から差があるものなんですね。
(レポートが出ていたのは、3名中2名からだったそうなので、1名がすでに遅れをとっています。)
ベテランの社会人でも研修報告レポートを自ら提出できる人は多くはありません。
指示されるか、出ていないことを指摘されてから書き始めるなんてこともよくあるパターン。
当社の営業でも、この内定者と同じ意識レベルで仕事ができているか疑問です。。。
その後、別の卸売業の会社に訪問したところ、社長が来年の新卒採用に本気で取り組む!と意気込んでいました。
その理由は、この4月に入社予定の新入社員が非常に優秀だから。
初めての新卒採用だったのですが、先日、内定後に少し面談の時間を取ったところ、非常に前向きで、考え方もしっかりしていると、彼女を採用したことを改めてよかったと感じたそうです。
既存の社員の業務改善意識が低い中、意識の高い新卒を採用することで組織を変えたいという強い意欲を持っていました。
意識や仕事の仕方をなかなか改革できないベテラン社員の中で、素直で純粋な新卒がいかに新鮮な存在なのかを感じますね。
思うように組織が変化していかないじれったさの中で、経営者にとっては、磨けば光る宝の原石のような存在に映るのでしょう。
特にその子の向上心の高さにベテラン社員との差を感じて、惹かれていたようです。
しかし、ベテラン社員にとっては、自分の会社の社長が、「新卒、新卒」という姿には悔しい気持ちがあるはずです。
時代が大きく変化する中で、ベテラン社員に求められる役割や意識、考え方、仕事の仕方も大きく変化してきています。
変化に適応して、まだまだひよっこの新卒の手本となる存在になれるように頑張ってほしいと思います。
新卒が入社して本当に組織が変わるためには、ベテラン社員の意識改革、行動改革が欠かせません。
そのことを強く感じました。