三行提報(さんぎょうていほう)
先週のカンブリア宮殿では、サトーの取締役経営顧問、藤田東久夫氏がゲストでした。
同社は、バーコードラベルのプリンターメーカーとしてシェア4割と圧倒的な強さを誇り、これまでに何度も世界初のモノづくりを実現しています。
すごい会社でしたが、経営の参考になったのは、同社が何十年も前からやっている三行提報(さんぎょうていほう)。
社員全員が毎日社長宛に会社に役に立つと思う情報を127文字以内で提出するそうです。
127文字と言うのは、画面で見て3行以内に収まるようにということなのだそうです。
この情報がとても貴重だと話していました。
ツイッターの始まる何年も前から、社員に社長宛につぶやかしていたのですから、すごい発想力です。
この三行提報は、いい情報も悪い情報も集まるそうなのですが、文字数が絶妙です。
1行ではなく、3行なので、情報の根拠や背景まで書かないといけない。
しっかりと頭を使った報告をさせているんですね。
社員全員が会社の役に立つと思う情報を毎日、提出するというのはとても素晴らしい取り組みだと思います。
毎日、積極的に情報を探すことでアンテナも高くなるし、企業の成長に関わっている、貢献しているというモチベーションにもつながる。
これは、さっそく真似をしてみたいですね。
社員が少ないので、盛り上がりに欠けそうですが(笑)