中途向け合同企業説明会(続き2)
先日の中途向け合同企業説明会。
参加企業と参加者のアンケート結果を取りまとめてみました。
参加企業の満足度は71%、参加者の満足度は78%という結果でした。
参加企業からの不満の理由は大きく2つありました。
1つは、参加者の質が期待値より低かったこと。
もう1つは、女性の参加が少なかったこと。
(参加者の87%が男性でした)
参加者に不満を持つ理由としてあげられていたのは、
・笑顔がない、質問がない
・積極的な質問が少なかったです
・もう一つ積極性、意欲が足りないように感じたため。
・意欲は感じられるのですが、熱いものが感じられないと
・リストラされたその原因を感じることができた
・明確に目的感が見えなかった
といった点です。
生々しいですが、これが採用に関わる経営者や人事担当者の人を見る視点です。
会場では面接をするわけではありませんから、参加者がどんな経歴でどんなスキルを持っているのかは知りません。
しかし、多くの人を見て、面接を繰り返してきている経営者や人事担当者はその人の持っている雰囲気や顔つき、姿勢で瞬時に上記の印象を持ってしまうのです。
逆に言えば、就職活動をしている求職者は、上の点に関して十分に注意をする必要があるということです。
いかに、見た目や第一印象、一瞬のコミュニケーションが大事かがわかりますね。
話の聴き方だけで、「意欲が足りない」と感じられることもありますし、たった一つの質問で、「熱いものが感じられない」と判断されることもあるのです。
逆にそれらをどのように伝えればいいのか。
それを考えれば、就職活動はうまくいくはずです。
就職活動を考える上で、とても貴重なアンケートだと思います。
一方で、参加者の不満理由は
・自分の求める職種がなかった
・出展企業が少ない
・IT関連の企業が少なかった
・中高年(50代)には厳しさを認識させられた
・1社ずつ回るのに込み合っていて説明がなかなか聞けませんでした
・若い人の募集が多い
・1社あたりのスペースが狭く圧迫されているような感じがした
・事務系があまりない
といった点でした。
年齢制限をしている会社は余りなかったのですが、参加者の半分以上が20歳代で、企業の経営者や担当者の年齢も比較的若いので、年配者にとってはあまり動きやすい雰囲気ではなかったのかもしれません。
会場の狭さや参加企業の少なさに対する指摘、事務系やIT系の企業の参加を望む声が多くありました。
その点は、改善ポイントです。
次に活かしていきたいと思います。