人材育成意欲と新卒採用
来週の水曜日に船橋で「キャリア形成助成金」のセミナーを開催します。
このキャリア形成助成金は、社員教育に関する助成金で、
既存社員の外部研修であれば、単純に研修費用の1/3強が戻って来ますし、
新卒社員の教育研修であれば、6か月以上の長期プログラムを計画しないといけませんが、研修費用に加え、教育に関わる人の人件費補助などで、1人当たり80万円強の金額が支給されます。
セミナーには、20数社に参加いただくのですが、そのほとんどが新卒採用を行っている先。
実際の支出より助成金の方が多くなるという魅力もあるのでしょうが、人材育成にかける情熱の強さも影響しているように思います。
中途採用だけでなく、新卒採用を行っている企業の方が、人材育成への課題を感じる機会が多いのでしょう。
「人材を育てる」という覚悟がなければ、なかなか新卒採用には踏み切れませんから。
新卒を育てるための環境づくりの過程で、上司や先輩の教育の必要性にも気づく。
そうして、社内の教育体制がどんどん強化されていくということになります。
中小企業でも、何年も新卒採用に取り組んでいる企業は、各会社とも独自の教育体制を構築しています。
思考錯誤して教育体制を作ってきたからこそ、今回のキャリア形成助成金に魅力を感じるのかもしれません。
助成金を活用することで、これまで以上に長期的な視点に立った教育体制が組めるのはとてもありがたい話ですね。
とはいえ、今回のセミナーで協力してもらうウチダ人材開発センタさんは、IT系の研修をメインに行っていて、都内で同じセミナーを開催すると、新卒採用をやっていない企業も多く参加するとのことです。
このあたりにも、都内の企業と千葉の企業の差を感じます。
外部研修で得た気づきを日常業務の成果につなげるのは意外と難しいものですが、いい研修は本当に役に立ちます。
多くの中小企業において既存社員のレベルの底上げに課題を感じているはずです。
研修後のフィードバックやフォロー体制を強化して、うまく外部研修を活用する方法を提案したいですね。
まだ数社参加できますので、興味のある企業の方はぜひ、ご参加を!