仕事を極める
昨日は、尊敬する社長と2人で忘年会をしました。
この社長は、ガリバー事業(車買取・販売)をはじめ、複数の事業を行っています。
今年は新たに大きなチャレンジをしていて、大忙し。
それにも関わらず、いまだに車買取の現場にも携わっています。
そんな社長と飲みに行ってすごいと思うのは、地元のいたるところにお客さんがいること。
昨日行った焼き鳥店でも、15年前から何度も車を買ってくれているお客さんが2人いました。
店内で挨拶を何度かしてしばらくすると、2人からの奢りということでビールが出てきました。
お客さんが車買取店の社長に奢る光景なんて、滅多にお目にかかれません。
びっくりしました。
社長も、この2人は本当に可愛いお客さんだと言います。(アラフォーのおっさん2人ですが)
ガリバー事業の当初のお客さんで、当時は彼らの方が車に詳しくて、いろいろと面倒なことを言ってくるタイプだったようです。
それが、年齢とともに成長していき、今は立派に落ち着いた社会人になっている。
お客さんの人生や人間としての成長を見ているとうれしいねえというんですね。
車の買い取りや販売を行うことで、ここまで深い関係を築けることに驚きます。
ミスターガリバーと言われた社長の真髄を見ました。
そして、2件目にいったスナックでも同じような光景が。
スタッフの多くはもちろん社長のお客さんです。
今回は、社長がお客さんとして来ているので、いつもお世話になっていますと挨拶されるのは当たり前なのですが、何か話があるたびに、「車のことではお世話になりました」という話になるのです。
普通は車を買ってもらったお客さんに、売った側がありがとうございましたというものなのに、買ったお客さんが、売った社長に感謝しているんですね。
この社長はどのお客さんともこうなるのです。
物やサービスを売って感謝される。
これが営業の真髄なのではないでしょうか。
でも、この社長、事業を始めた当初は車には全く興味はなかったといいます。
どんな仕事でも極めると感動や感謝を生み出します。
仕事の向き不向きをとやかく言う前に、目の前の仕事を極めることに精いっぱい努力する。
それが一番大事なことなんだと思います。。
仕事の向き不向きなんて、この社長くらいにやりきって初めて語れるものなのかもしれませんね。