千葉キャリマガジンの取材で千葉市長にインタビューしてきました
営業担当のBOSSです。
来週には千葉キャリマガジンが発行となるので、少し前の話になりますが、マガジンインタビューネタを一つ。
何と政令指定都市の歴代最年少市長となった千葉市長の熊谷氏にインタビューをすることができました。
インタビューをお願いした理由は、熊谷氏の生き様がこれから就職を考える学生にとって参考になるのではないかと考えたから。
就職活動で難しいのは、いつの間にか「就職すること」自体がゴールになってしまいがちなことです。
何度も面接に落ちていくと、「将来どうなりたいか」という長期的な視点が抜け落ち、「就職」という短期的な視点ばかりに目が行ってしまいます。
でも、間違いなく一番大切なのは、就職することではなく、その会社に就職することで将来何を実現したいかということです。
それによって選ぶ業界や会社が変わってくるはずなのですが、弱気になるとついつい受かる職種や会社という視点を持つようになってしまいますよね。
千葉キャリでは、熊谷氏の生き方からビジョンを持つということのヒントを得られるのではと思ったわけです。
31歳という若さにも関わらず、自分の将来ビジョンを明確に持ち、それに向かって突き進んでいる姿はかっこいいですからね。
予想通りとても魅力的な方で、いい話をいただいてきました。
詳細はマガジンを読んでもらいたいと思うのですが、熊谷氏が政治家になるまでの話をちょっとだけ紹介すると、
熊谷氏は学生時代は政治に興味はあっても政治家になることを考えていたわけでなく、民間企業を目指して、NTTコミュニケーションズに入社されています。
ただ就職活動はちょっと変わっていたようで、狙っていたのはIT業界一本。
IT業界の中でも、インフラとして一番影響力のある通信分野に絞りこみ、10社も応募しなかったそうです。
このころから、「考え抜いた上で徹底した行動をする」方だったのですね。
当時はIT革命と言われる時代ですから、IT業界のインフラ作りに携わりたいという熱い情熱で入社し、仕事は楽しかったそうです。
しかし、チームメイクや仕組み作りをしたいという、熊谷氏の想いを実現するポジションに進むには、時間がかかりすぎたんですね。
大企業の中で、「選択権」や「決定権」を握るには、場合によっては20年くらいかかってしまいます。
この道のりの長さに入社4年目くらいから焦ったと話していました。
そこで、社内で責任を持つポジションにつく30歳までに人生の決断をする必要性を感じたそうです。
仕事には満足していたので、「役職に就いたらこの会社を辞めることはないだろう」という感覚のもと、「もし興味のある政治の分野に進むなら20代の今しかない」ということで大きな決断をするわけです。
そして、千葉の市議会議員として政治家の道を歩み始めるのですが、驚いたのは、市議会議員になった時点で市長を目指すことを決めていたということです。
議会に参加しても常に自分が市長だったらどうするだろうかという視点で物事を考えていたそうです。
スタートラインが違いますよね。
就職活動と同じで、「政治家になる」ということをゴールにしているのではなく、「政治家になって何をしたいのか」を初めから明確に持っていたということです。
さすが、大物と感心しました(笑)
このように熊谷氏の話から学べることは山ほどあると思います。
マガジンができたら、多くの学生に「自分は何のために就職活動をしているのか」を考えるきっかけにしてもらえばうれしいですね。
せっかくなので、熊谷氏から就活中の学生へのメッセージを披露しておきます。
就職活動は肉体的にも精神的にも大変な活動です。
だからこそ、自分が「なぜ就活をするのかをしっかりと考えること」が大事です。
今、皆さんに伝えたいのは、活動の意味を知ることが、苦しい時に自分を支えてくれるということ。
会社員時代、私にも精神的にきつく、逃げ出してしまいたいと思う時期がありました。
でも、なぜこの仕事をやっているのかを突き詰めて考えた時、多くの社員の中で私だけがその難しい仕事を任されていることに感謝できたのです。
その時から精神的にとても楽になったんですね。
自分の活動を見直し、現在の境遇、チャンスに気付くことができた時、目の前にある活動にがむしゃらになれるのではないでしょうか。
もう一つ、将来にやりたい事を漠然とでもいいから考えておくこと。
いつか必ず実現のチャンスが巡ってきます。
私は政治家を目指して市長になったわけではありません。
千葉市を変え、そこから国を変えたいという思いから政治家という職業に就きました。
会社員時代も同じ。
自分は何のためにその会社に入るのか、何のために就活をしているのか。
そこに気付けば、後はがむしゃらに活動するのみ。
必ず結果はついてくるはずです。
大変厳しい時代ですが、自分のために、頑張ってください。